5月27日、シチズンシップ共育企画代表で龍谷大学社会学部講師の川中大輔さんをゲストにお迎えし、「コロナ禍の中で私たちができることは何か」を考えるオンラインワークショップを行いました。
川中さんから、海外や国内のいくつかの事例を紹介いただいた後、「コロナ時代のボランティア活動を考える」ためのヒントとなる視点を教えていただきながら、グループワークを行いました。
また、この会の中で紹介されたコロナ時代と向き合って生きていく上で重要なポイントについていくつかご紹介します。
●発想の転換・・・「自分にできること」から活動を考える
コロナの状況下では、「困っていることが何か?」「必要とされていることは何か?」というニーズの視点から考えると、たくさんのニーズが出てきます。そのニーズから「何をするか?」を考えていくことも一つの道筋です。一方で、それだけたくさんのニーズがあるならば、自分の趣味や特技など「自分ができること」を活かして、それを活動に展開していく可能性も高く、そこから「何をするのか?」を考えていくこともできます。ニーズから考えることは大切ですが、活動参加へのハードルが高くなってしまう場合には「できること」から考えてもいいでしょう。
●制限緩和された今だからこそ、「何に困っていたのか?」をヒアリングし、今から備えておく
制限緩和されているうちに「コロナの状況下で周りの人たちは何に困っていたのか?」という”事実”をヒアリングし、新型コロナの第2波に備えた対策を、周りの人と協力して準備することも、今私たちにできることです。
●地元の人が地域の良さを再発見する観光スタイルに
「外の人に来てもらう観光」が難しくなり、「住民が地元の良さを再発見していく観光」が求められてきます。自分が住んでいる場所で、今まで知らなかった楽しみ方を実体験し、それらを発信していくことも地域のために「自分にできること」の一つです。
●ワークキャンプ系や地域活動支援は学生個々の居住地域を軸に
移動がリスクになる場合が多いため、近距離移動で活動可能な場所から始めていく必要があります。大学がキャンパスを再開し難いのは学生が広域で移動するため。それであれば、居住地ごとでグループを再編するのも一つの方法でしょう。
今回、得た様々な視点や考え方をベースに「私たちにできること」を模索して、社会のためにたくさんのチャレンジをしていきます。
■この記事を書いたひと
金子 泰之
IVUSA22期学生組織では運営本部、事業本部を担当。
プロジェクトでは飯山市活性化活動、オオバナミズキンバイ除去活動を担当
本業の傍ら、書道の先生としてボールペン字講座や、筆文字でロゴ作成などもしています。
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