わたしは学生のうちに様々な経験ができるのがIVUSAの一つの魅力だと考えています。
そんな多くの役職や環境を通して日々成長できるIVUSAでは、みなさんご存知のとおり、多くの役割があります。 中でも今回フォーカスするのはIVUSAの「ロジスティクス」という役割についてです。学生のロジ経験者に取材して、より多くの方に「ロジ」の魅力をお伝えしていきます!
【そもそもロジスティクスとは?】
作戦計画に従って兵器や兵員を確保し、管理し、補給するまでの全ての活動(weblo辞書)
これをIVUSAに当てはめると、「プロジェクト遂行のため、目には見えないところで隊を支えるメンバー」という位置付けになり、主に移食住の確保・準備と当日作戦立案とその行程管理 ・現地との調整や ・装備管理 といったようなJOBにあたります。
詳しくはこちらのページをご覧ください!
では、実際にロジ経験者のみなさんにその魅力を聞いてみましょう!
■27期 東京世田谷クラブ 芦田花織
Q経験されたロジの役職を教えてください!
【2年】
夏 山元→装備
春 山元→当作(※当日作戦)、熊野→調理
【3年】
夏 熊野→調理、佐渡→調理
春 山元→当作、山形→ロジ統括
【4年】
夏 佐渡→調理
あとは災害でもよく関わらせていただきました。
Q.ロジをやってみようと思った理由を教えてください!
1年の夏春と経験した山元隊で何か次は違う視点から隊に関わりたい、今後IVUSAの災害現場で役に立ちたい、と思ったのがきっかけです。同じ班の先輩に相談して装備の話を聞いて、IVUSAの装備を管理している役職があると聞き「かっけぇ!やってみたい!」と思い装備をどうしてもやりたくなり応募しました。
Q.どんなところにやりがいを感じますか?
積み上げてきた経験が、災害派遣時に役立つことは本当にこの道でやってきてよかったと思います。
またプロジェクトでのやりがいについては、「ロジは減点法」と言いますが、正解や100点がないところです。あって当たり前の事を受け持っているので、JOBを遂行しても褒められることは基本ありません。でも、その分どれだけ高みを目指せるか、模索し続けることができます。また他者から評価されにくい分、自分たちでシビアに評価ができることもおもしろいと感じています。
Q.経験されてきたなかで、印象的なエピソードを教えてください!
一つは、調理をした際に、地元の方が「交流会で使って!」と名産品を持ってきてくれたことがあり、それを調理させていただいて交流会に出したことがありました。その地元の方は、もちろん調理したこと自体を喜んで私たちに感謝を伝えてくれましたが、それ以上に食べている一般隊員の子が、その方の前だからとかじゃなく素直に「これおいしいね!」と言ってる姿を眺めて喜んでいました。その姿を見たとき、「あ、いいな」と、隊全体で地域を元気にしてるなととても実感しました。
もう一つは、「聞く前に自分で調べられることは調べろ、聞く時は深くまで聞け」と教わって、自ら得てきた知識が活かされることがすごく嬉しいです。 例えば、災害現場でIVUSAが使っている装備について、「これどうやって使うの?いいね!どこで売ってるの?」と訪ねられた時に、IVUSAが蓄積してきた知識の大切さや、自分が伝えられることやできることがある、と実感できてすごく嬉しかったのを覚えています。
Q.IVUSAでのロジの経験が、ご自身にどのように役立っていますか?
ロジだけに限った話ではないと思いますが、チームの中で自分がどのように動くことが、自分やチームの成果にとって良いのかがわかったことです。 また、やりがいのところでも述べたような特性を持った仕事が好きなんだって実感できたことによって、就活の際にも自分の得意分野や行いたい仕事、それによってチームにどう貢献するかをしっかり伝えることができました。
■27期 東京多摩クラブ 浜野涼
Q.経験されたロジの役職を教えてください!
【1年】
春 西伊豆→装備 、カンボジア→装備、竹林合宿→救護
【2年】
春合宿1、2 →調理兼装備
夏 印旛沼→当日作戦長、山形→調理
春 西伊豆→ロジ統括、山元→チェーンソー部隊、ロジ補佐
【3年】
夏 5月印旛沼→ロジマネ、印旛沼→ロジマネ 、山形→調理統括 、九十九里→研修兼ロジ補佐
春 西伊豆→ロジ統括
【4年】
夏 山形→調理、九十九里→研修兼ロジ補佐
春 カンボジア→ロジマネ
その他 各種災害 ロジ兼現場長 調理マイスター
Q.ロジをやってみようと思った理由を教えてください!
1年生の夏プロや災害で同じクラブの先輩が調整、現場長やロジ三役をやっていてそれを手伝っているうちにかっこいい思って興味が湧き、春プロで挑戦できるチャンスをもらったから。
Q.どんなところにやりがいを感じますか?
事前を詰めていっても想定できないことや対応できないことに当日対応する楽しさはもちろん、ロジに浜野がいるから大丈夫だ、心置きなく他のことを考えられると言われる時。 想定して色んな施策を打ち終わるときにピースが綺麗にハマったようにスムーズに終わることができたとき(ロジの子ならわかるはず)。
Q.経験されてきたなかで、印象的なエピソードを教えてください!
「1年とか関係ないからな」「臨機応変に対応しましたはお前のただの想定不足、力のなさを表に出してるんだぞ」「ありがとう、お疲れ」と1年春プロのカンボジア装備の時にプロマネ、安全管理に言われたこと。 この言葉がロジに真剣に取り組むきっかけかもしれません。 今はこの言葉の意味を自分なりに理解し体現し後輩やプロジェクトに接することができています。
Q.IVUSAでのロジの経験が、ご自身にどのように役立っていますか?
自信がつきました。物事の先を見通し多くのことを想定、事前7割を実践することにより多少の変更や事態ではびびらなくなりました。 また、多くの「仕掛け」を作るようになりました。人が楽しめる仕掛け、成長できる仕掛け、失敗できる仕掛け、自分がサボれる仕掛け、なにをしたら自分以外に影響を与えられるかを考えるようになりました。
そして、より行動的になりました。想定外のことが起こったときに、ロジが止まっていたら隊が止まるので悩み立ち止まり、一つの施策を試すのでなく100個くらい出してとりあえずやってみるという行動力が身についたと思います。
いかがだったでしょうか! お二方とも4年間色々な経験をされてきた方なので、濃い経験やエピソードが盛りだくさんでしたね!
「ロジ」をはじめとする役職に対して、とりあえず飛び込んで自身の経験値に繋げるのもいいですが、このように経験者のお話をもとに、これから先の自身のキャリアプランを見据えたうえで、色々な挑戦につなげてみるのもいいのではないでしょうか。
【この記事を書いた人】
マーケティング室所属
東京多摩クラブ3年田中英和です!よく参加するIVUSAのプロジェクトは国際協力系で、今までインド、フィリピン、中国に行ってまいりました。自分自身もクラブやIVUSAにやりがいを感じて、東京多摩クラブの学生役員を経験させていただいたり、本部役員を努めさせていただいたりしております。 (写真左)
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