湯田の旅路2019年夏その2〜コーカサス地方・ジョージア編〜

みなさん、こんにちは。IVUSA非常勤職員の湯田です。

先日の記事で、湯田の旅路をご紹介していくとご紹介しましたが、続いてご紹介する国は、ジョージア。ロシア・トルコ・アルメニア・アゼルバイジャンなどと隣り合う、コーカサス地方の国です。 




▼湯田の旅路とは?まだの方は、こちらも併せてお読みください♬ 



お恥ずかしながら、私も今回までほぼ知らなかったのですが、ジョージアは、旧ソビエト連邦の一部で、“グルジア”と呼ばれていましたが、2008年のロシアとの武力衝突後、ロシア語である“グルジア”から“ジョージア”へ国名を改名したそうです。

http://www.dtac.jp/caucasus/georgia/data.php DTACジョージア観光情報局 ホームページより) 


さて、今回、私がジョージアを訪れた大きな目的は、ある方にお会いすること。その方とは、IVUSAのフィリピン減災・環境保全プロジェクトの立ち上げ期よりコーディネーター兼通訳をされていた、橋本典子さん。私が昨年の9月からフィリピンのプロジェクトに通訳として同行させていただくようになったのも、のりこさんがお仕事の関係で、ジョージアへ移動されることになったから。お仕事を引き継がせていただいたものの、まだ見ぬ、のりこさんに実際お会いしたい…!ということで、ちょうど、友人の結婚式の行われる国である内モンゴル自治区(中国)とイタリアの間にあったこともあり、今回の滞在を決めました。 


今回は、日本にいると、あまり触れることがないジョージアの様子について、見たもの、体験したことを中心に、ざっと大まかにではありますが、ご紹介したいと思います!興味を持ってもらえたら嬉しいです★


◉街並み

まずは…一体、ジョージアってどんな所!?ということで、ジョージアで見た様々な景色をご紹介。 

こちらは今回滞在した、ジョージアの首都のトビリシの街並み。トビリシの中心部は、綺麗なヨーロッパ風の建物が多くあります。


少し歩いて旧市街地へ行くと、少し違った趣が、そこには。 



トビリシを一望できる場所、“Mother of Geogia “からの景色は、こんな感じ。 


ジョージアは、アルメニアに次いで、世界で2番目にキリスト教が国教とされた国ということもあって、旧市街地には、協会がたくさん。バスの中でも、教会を見かけるたびにお祈りしている方がいらっしゃいました。 



◉食べ物

続いては、ジョージアの食べ物。様々な特徴を持つ食べ物の中で、私が食べたものの中から、いくつかをご紹介したいと思います。 


① ハチャプリ

パンの中に、めちゃくちゃ濃厚なチーズ。そして驚く塩気の強さ。なかなかの衝撃でした。すごくお腹にたまります。 


② ケバブ 

これまた塩気が強いです。玉ねぎのシャキシャキ感、しっかりした肉厚。なかなか美味です。 



③ おやつのチュルチヘラ 

ナッツを、ジュースのようなものにつけて固めたもののようです。紐に通してあります。お腹にもなかなかたまるので、小腹が空いた時間にもってこい!かも。 

 


◉観光名所 

今回の滞在中、のりこさんにオススメ頂き、首都のトビリシ以外で訪れた2つの場所を、ご紹介したいと思います。  1か所目は、世界遺産の街・ムツヘタ トビリシからマルシュルートカという乗り合いバンのようなもの。お値段はなんと1ラリ(2019年9月時点で約40円!)。

可愛い街並みに、教会があります。

 (行った日は、あいにくの雨で少し曇り空ですが…実際とても素敵な街です。) 




2か所目は、コーカサス山脈を望む絶景・カズベキ トビリシからは、乗り合いバスで10ラリ(2019年9月時点で約400円)。2時間半〜3時間ほどのドライブの末、たどり着く、山合いの村です。観光地でもあり、外国人も多く訪れるようです。私は1泊2日で2日目の朝に、山の上にある、「天国に一番近い教会」と称される、“ゲルゲティ三位一体教会”まで、トレッキングをしました。思った以上にハードで、途中何回も、もう引き返してやろうかと思いましたが、少しずつでも、進めば進むほどの絶景に、息を飲みました。 




頂上付近で見る教会。確かに、「天国で一番近い」と言われるのも、頷けます。



旅の感想

今回、コーカサス地方への滞在は初めてでしたが…物価の安さ(特に交通機関、食事)、各種観光名所への交通機関の充実、分かりやすさ、街の綺麗さ、人の優しさ…などから、かなり旅行をしやすい場所だという印象を持ちました。特にトビリシは、地下鉄やバスが充実していて、そこから各観光名所への行き方も、比較的理解しやすい状況でした。(下記、のりこさんのブログ情報にめちゃくちゃ助けられましたが…)。 


私は大学生時代、 “ヨーロッパとかアメリカとかは別に年を取ってからでも行けそー。” という理由で、東南アジアや中東、中南米など、あまり日本ではメジャーとされない地に旅をするのが好きでしたが、そういう「あんまり日本人が行かない土地に行ってみたい」 「日本とは違う文化や人、光景を感じたい」 という嗜好の人にはオススメ出来るかと思います。 


そんでもって、「出来れば、物価があまり高くないところがいい…」「出来れば、衛生環境のそんな悪くないところがいい…」という贅沢な願いも同時に叶いやすいように感じます。 もちろん、いくら旅がしやすいと言っても、海外は海外。自身での安全面のリスク管理は必須ですが、旅初心者にとっても、比較的自由に自分で動きやすい場所だと感じました。 


こんな、美しく、物価も安く、人も優しくて旅人に優しい国、ジョージア。しかし、歴史的には、現在も国土の一部をロシアに占領されているなど、歴史から見ると大変な(という表現は、あまりにも陳腐ですが…)側面もあります。 今回の心残りは、歴史を学んでから行けなかったこと。ただし、「旅は学びのきっかけ」とも言えるかと思うので、これをきっかけに、ひとまずこの本をAmazonで購入。少しずつ、読んで学びたいと思います…。 


▼コーカサスを知るための60章


▼もっとジョージアを知りたい人へ 

下記、私も今回の渡航でものすごくお世話になった、のりこさんのブログです。 

『Alien's view 異邦人の目- travel diary 旅人日記』 



交通機関の使い方、観光名所やその行き方、食べ物やお土産、文化…さまざまな切り口の記事を書かれているので、ジョージアに行きたい!という方だけでなく、ちょっと興味を持った方も、是非読んでみてください^^ 

(フィリピンやオランダにも住まれていたこともあるので、それらの国についての記事もたくさんあります。)  


この記事を書いた人

湯田 舞

IVUSA非常勤スタッフ IVUSAでは、フィリピンツアー通訳兼コーディネーター/減災プログラム化/社会課題を自分ゴトとして考える場”Social Salon in IVUSA”をやっています。IVUSAのOGではなく、大学時代は少林寺拳法ばっかりやってました。宜しくお願いします

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