「海ゴミ問題」について考えよう!

こんにちは!みなさんいかがお過ごしでしょうか?約1か月前にはオンライン活動報告会がありましたね!例年とはまた違ったオンラインならではの内容が盛りだくさんで、刺激を受けた人も多いのではないでしょうか。


 「ん?オンライン活動報告会?あ、見そびれた…!」と思ったそこのあなた!まだ見られます!YouTubeにアーカイブが残っているので、ぜひ見てみてくださいね!


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さて、活動報告会でも触れられていましたが、今回は「海ゴミ問題」について紹介していきたいと思います。「コロナだし、別に海にも行かないし、自分には関係ない…」と思いがちですが、実はみなさんにもかなり関係のある身近な問題なのです。今から一緒に考えていきましょう!



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◆お品書き◆ 

1. そもそも海ゴミ問題って何? 

2. 海ゴミの約8割は〇〇から来ている! 

3. コロナの中でも私たちができること 

4. まとめ 




1. そもそも海ゴミ問題って何? 


「海ゴミ問題」とはいうけど、結局何のこと?と思う方もいるのではないでしょうか。海ゴミは、海岸に打ち上げられた「漂着ゴミ」、海面や海中を漂う「漂流ゴミ」、海底に積もった「海底ゴミ」の総称を指します。その内訳として最も多いのが、レジ袋や食品の容器、商品のパッケージなどのプラスチック製のものです。


環境省の調べによると、年間800万トンものプラスチックゴミが海に流出しているのが現状です。ちなみに、一般的な路線バスの重さが約10トンだそうです。計算してみると…。

ゴミの多さに驚くと思います。   


 

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海ゴミは、海の水質や景観を悪化させます。また、海の生き物にも悪影響を与えます。例えば、エサとゴミを区別できずに飲み込んでしまったり、ゴミが生き物の体に絡まりはずれなくなってしまったりするのです。世界各地で、死んだ生き物の胃袋から大量の海ゴミが発見されたり、ゴミにより生き物が傷ついてしまったりした例が報告されています。インターネット等で調べてみると、より深刻な現状を知ることができると思います。 


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2. ゴミの約8割は〇〇から来ている! 

では、海ゴミは、どこから来るのでしょうか。「海に来た人が捨てていく!」と思いがちですが、実は海ゴミの約8割は、私たちの住む “ 街 ” から来ているのです。街に捨てられたゴミは、雨とともに排水溝へと流れ、川をつたい、最終的に海へ流れ出てしまいます。 

引用 : 日本財団ジャーナル

https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2019/20107


また、これらのプラスチックゴミは、流れている間、波の作用や岩などにあたってすり減り、砕けることで小さくなります。そのゴミが長い間紫外線に当たることによって劣化し、もろくなり、分解されます。この中でも特に、直径5ミリメートル以下の微細なプラスチックゴミのことを「マイクロプラスチック」と言います。 


これを、海の生き物がエサと間違えて誤飲してしまうのです。プラスチック製品にはもともと有害物質が含まれていることから、食物連鎖によって生態系にも悪影響が及びます。マイクロプラスチックはとても小さいため、回収することが難しいのが現状です。  


つまり、海に行かなかったとしても、街で暮らす私たちのポイ捨てなどから、海ゴミを増やし、生き物に悪影響を与えてしまうのです。 



3. コロナの中でも私たちができること  

新型コロナウィルス感染拡大に伴う外出自粛の影響により、各地で家庭ごみが増えているのをみなさんはご存じでしょうか。外食を控え、コンビニエンスストアを利用して、ご飯を買っているという人も多いと思いますが、その際はぜひ、プラスチック製のスプーンやフォークはもらわずに、家にある、使いまわしができるスプーンやフォークを利用しましょう! 


また、ゴミは捨てればそのままゴミですが、しっかり分別すればリサイクルすることが可能です。家にいても、分別を心掛けていきましょう。 


レジ袋をもらわず、エコバックを使うことも私たちができることの一つです。実際に7月1日から、プラスチック製買い物袋の有料化も始まるので、エコバックの使用に関して注目している方も多いのではないでしょうか。

これを機に、買い物袋について考え直してみるのもいいですね! 


このように、私たちにできることはたくさんあります。一人ひとり何ができるか考え、行動に移していきましょう! 



4. まとめ  

「海ゴミ問題」は、今この瞬間も進んでいます。しかし、一人ひとりの意識と行動次第で、いい方向へもっていくこともできます。

また、今年の夏プロは清掃活動がメインになると思います。夏プロに行く前にぜひ、海ゴミ問題をはじめ、環境問題について考えてみてください! 



 【この記事を書いた人】 

マーケティング部 東京板橋クラブ3年 堀江茉莉 

今年のオンライン活動報告会では、千葉県九十九里浜全域清掃大作戦の報告者をさせていただきました。報告会では伝えきれなかった「海ゴミ問題」の現状を、この記事に込めたつもりです!話は変わりますが、少し前に、初めて紙製ストローを使いました。想像以上に素晴らしい作りで感動しました! 

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