「エシカルファッション」って何だろう?

こんにちは!最近はおうち時間で断捨離をしている人も多いのではないでしょうか? 

私はクローゼットの中の大量の服を断捨離しました。 


服って、流行していても1年後には着なくなってしまったり、安くて買ってもすぐヨレヨレになってしまったり…消費が激しいイメージがあります。

大量消費以外にもファッション業界は様々な問題を抱えています。そんなファッション業界で、最近注目されている「エシカルファッション」について紹介していきたいと思います!


 ◆お品書き◆ 

1.エシカルファッションとは? 

2.エシカルファッションのはじまり 

3.私たちができること 

4.まとめ 


1.エシカルファッションとは? 


エシカルを直訳すると、倫理的・道徳的なという意味。エシカルファッションは、地球環境や生産に関わる全ての人に配慮したファッションのことです。 

エシカルファッションについて、推進団体The Ethical Fashion Forumによって、以下の基準が定められています。 


①ファストファッション、安い使い捨て型のファッション消費に反する 

②生産において労働者の賃金、権利、労働環境を守っている 

③動植物の持続可能性をサポートしている 

④有毒農薬や化学薬品の使用の問題に取り組んでいる 

⑤環境に優しい素材を開発、または使用している 

⑥水の使用量を最小限にしている 

⑦リサイクルやエネルギー問題、ゴミ問題に取り組んでいる 

⑧ファッションにおけるサステナビリティを作りだし、それを広めようとしている 

⑨新たな取り組みを人々に知らせ、解決策を広めようとしている 

⑩動物の権利を保護している 


▼詳しくは


  


労働環境や自然環境を大切にすること以外にも、伝統的な技術を取り入れ、地域産業を活性化させるといった取り組みもエシカルに含まれます。


ファッション業界には、大量生産・大量消費、それに伴う環境破壊、労働搾取といった様々な問題があります。それらの問題を改善していこうというのがエシカルファッションです。 


全部まとめてわかりやすく言うと、「地球にも人にも優しいファッション」ですね! 



2.エシカルファッションのはじまり 

2013年4月24日にバングラデシュで起きた「ラナ・プラザ崩落事故」。 

8階建ての商業ビル「ラナ・プラザ」が崩落し、1,100人以上が死亡、2,500人以上が負傷する大きな事故でした。ビルには5つの縫製工場が入っており、安い服を大量に作るため、より多くの労働者が働けるようにするため、違法増築を繰り返したビルは亀裂やヒビが入っていました。安全管理のされていないビルで低賃金・長時間の強制労働をしていた多くの従業員が犠牲者となりました。 


この事故をきっかけに、世界中でファッション業界の大量生産・大量消費が問題視され、エシカルファッションが注目されはじめました。 




また、この事故を受けて始まったキャンペーンがFASHION REVOLUTIONです。 ファッション業界の安全な労働環境を作るために毎年行われています。 

「#whomademyclothes」のハッシュタグを通して、洋服が作られる背景を知り、事業の透明性を問いかけています。 「私の着ている服は誰が作ったんだろう?」という消費者の小さな疑問が、生産背景を明らかにしていくきっかけになります。そうすることで遠い国のどこかの誰かの労働環境がよくなるかもしれません。

消費者である私たちの小さな行動一つひとつが大切になると思います。 



3.私たちができること 

「誰が、どこで、どうやって、どのように作った製品か意識すること」 

服を購入する際に、デザインや値段を見ることが多いと思います。 作っている企業が地球や労働者に優しいか、素材が環境に優しいかどうか意識して買い物をしてみてください。 


「服を大切にすること」

 服を長く大切に着続けたり、いらなくなった服はリサイクルやリメイクをしたり、ちょっとした行動が様々な問題を解決するきっかけになるかもしれません。どこかの誰かが作ってくれた服に対する思いやりは大切だと思います。 


エシカルファッションは、ただお金を払って服を買うだけではなく、服を買ったことで地球や人にいい影響を与えることができます。地球にも人にも優しい、ハッピーなファッションをぜひ取り入れて見てください◎ 




4.まとめ

いかがだったでしょうか? 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これから服を買うときは地球と人への優しい気持ちを意識して選んでみてください! 


また、私がエシカルファッションを知ったのは、かわいい!と思った服のブランドがコンセプトとしてエシカルファッションを掲げていたことがきっかけです。 時間がある今、自分の好きなことから社会問題について調べてみるのもいいかもしれませんね! 


【この記事を書いた人】 

マーケティング部部長 東京板橋クラブ4年 室井彩音 

IVUSAではアドを担当することが多いです。 ちなみに、今回断捨離した服はリサイクルしました!同じクラブの同期には「板橋(クラブ)のお洒落番長」という嬉しいような恥ずかしいようなあだ名をつけられています。 

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