人事をしている卒業生に聞いてみた その3


IVUSAでは活動や研修などを通して、会員一人ひとりが社会に出てから必要とされるスキルや知識を身につけることを目指しています。


では、実際にIVUSAでの経験は社会に出てから、そしてその前の就職活動でどの程度役に立っているのでしょうか?IVUSAのOB・OGで特に人事にかかわっている(かかわった経験がある)方々にシリーズでインタビューしていきます。

3人目も立命館大学OGで、大手電機メーカーに勤務される上堂由貴さん(20期)です。 




Q.現在の仕事内容を教えてください。

現在(2020年3月末時点)入社7年目ですが、入社当初からずっと人事の仕事をしています。最初は研修担当を1年、次に採用担当を1年半、その後は任用制度(評価・昇格等)の企画・運用、労政、給与、人事システムなどを4年半担当し、人事業務全般を幅広く経験させてもらってきました。 


2020年春からは、会社の海外トレーニー制度を通じてインドの現地法人に人事として2年間赴任し、インドを含む南アジア・中東・アフリカ地域における幹部開発やグローバル共通の人事制度導入に携わる予定です。(コロナの影響で、赴任日未定の状況になっていますが)。 


Q.新入社員にはどんな研修があるんですか? 

まず全社共通の研修として経営理念や会社概要を学ぶ研修があり、次に配属先部門に分かれての研修、その後さらに職種別(営業・技術・人事・経理・法務 等)の研修があります。 


配属先によって研修体系が少し異なりますが、私の担当部門では冬に新入社員フォローアップ研修という研修も実施しています。上司とのコミュニケーションの取り方について学ぶ講義や配属後の悩みをシェアするワークがあり、同じように悩み・頑張っている同期の状況を知ることで、不安解消やその後の仕事のモチベーションにも繋がっていると思います。 


また、新入社員には入社後2年間はチューター(先輩社員)がつきます。チューターたちにも、チューターになるための研修とフォローアップ研修を実施しています。会社として新入社員を大事に育成していこうという意識を持って取り組んでいます。 


Q.IVUSAでの経験は就職活動で役に立ちましたか?(どのように役に立ちましたか?) 

就職活動でいうと、IVUSAで様々なリーダーを経験する中で得た「自分がイニシアチブをとる」という経験と、「初対面の人と仲良くなる」というコミュニケーション能力は、グループディスカッションや面接などの場面で役に立ったと思います。IVUSAに入る前は人前に出るのが苦手なタイプでしたが、班長をやったり、クラブ会で発表したり、熊本県天草市流木撤去活動でプロジェクトリーダーを経験したりすることで、自分の殻を破ることができました。


面接では、バングラデシュで現地の大学生と一緒に清掃活動をした話をよくしました。バングラデシュに行ったことがある学生は少ないので印象には残ったと思います。あとは災害救援活動に行った話もしたのですが、私の場合、一見泥臭いことをしなさそうな見た目なので見た目とのギャップでインパクトを与えられたのではないかと思います。(笑) 


(学生時代の1枚)    



Q.社会に出てからIVUSAでの経験が役に立ったことはありましたか?(それはどのようなことですか?)

 一つは、班長・プロジェクトリーダー・幹部役員などの経験を通じて、組織や人のマネジメント経験を積むことができたのはよかったと思います。入社4年目で新入社員のチューターをする機会があったのですが、過去にIVUSAで班長として後輩と向き合った経験が活きました。また、入社年数が上がると段々リーダーとしてチームをまとめなければいけない場面も出てきますが、私はそういった場面で過去にプロジェクトリーダーとして154名のチームをまとめたという経験が自信になっていると感じます。 


もう一つは、テクニカルスキル的な話になりますが、Power PointやExcelのスキルがあると仕事ですぐに役に立ちます。文系の大学生はWordをよく使うと思いますが、社会人になるとPower Point(プレゼン作成)、Excel(データ作成)のスキルが必要になります。私はクラブやプロジェクトなどでよく会員管理をやっていたのでExcelにそこまで抵抗がなく、Power Pointもクラブ会などで作ったりしていたのでその経験が役に立ちました。


Q.IVUSAの学生へのアドバイスをお願いします(特に就活において) 

一つは、とにかく沢山の社員の方に会って話を聞くこと。OBOG訪問や先輩社員と直接話ができる説明会などに参加して、個別に話を聞くことをオススメします。会社説明会では基本的に良い話しか出ませんが、個別で話すとざっくばらんにリアルな話をしてくれます。また、多くの社員に会えば会うほど自分の中のデータベースに情報が蓄積され、その会社の社風もわかりますし、その行動力がその後面接時に話す内容の説得力に繋がります。 


もう一つは、自分のやりたいことを偽りなく会社に言うこと。例えば本当は営業を希望していないのに「営業希望です」といってその会社から内定が出たとしても、会社・本人ともに誤解したままだとお互い不幸な結果になります。その会社のことを正しく理解し、自分のことも正しく理解してくれた会社に入るのが一番良いと思いますね。 


最後に、就職活動は色々な業界/会社の人にフラットに話を聞くことができる良い機会です。食わず嫌いせずに色々と見てみて、その上でメーカーにも興味を持っていただけると嬉しいです。


(実はIVUSA関西OBOGを中心としたメーカー就職組の集まりがあり、メンバー一同、新規メンバーの加入を心待ちにしております。(笑)

ぜひメーカーに就職した際にはご連絡いただければと思います。) 


せっかくの就職活動、楽しみながら頑張ってください! 

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