ボランティア休暇とは、従業員(社員)がボランティア活動に参加する際に付与される休暇で、社会貢献活動休暇とも呼ばれます。このシリーズでは、社員がボランティア活動や社会貢献活動に参加することで、企業や社員にどんな変化が生まれるのかについてリサーチしていきます。「もっと多くの企業でボランティア休暇を取り入れていただきたい!」「ぜひIVUSAの学生と一緒に活動しましょう!」ということで始まりました。
第1回目は、2024年1月1日に起きた能登半島地震に対し、石川県金沢市稚日々野町において高齢者介助業務等へ職員を派遣されたシマダリビングパートナーズ株式会社管理本部長の奥原次郎さんにお話を伺いました。
シマダリビングパートナーズ株式会社
有料老人ホーム・高齢者向け住宅の運営事業をはじめ、訪問介護・福祉用具貸与事業、保育事業等をされています。
インタビュアー:宮川 小乃羽(獨協大学3年)
Q.今回の派遣の概要について教えてください
能登半島地震が起きてから、介護現場の人手が足りないというニュースがあったので、何かしたいと考えていました。今回については東京都や神奈川県から応援を求める依頼が来ていたので、それに対応した形です。3月から5月の3カ月で、4人ずつ派遣したので、全部で12人ですね。
活動内容としては二次避難所となっている体育館で、避難されている高齢者の排泄や入浴のお手伝い、食事の準備、見守りなどです。介護施設に応援で入ったこともあります。
Q.業務として派遣したんですか?
募集して、手を挙げてくれた人を業務扱いで行ってもらったという形です。特徴的だったのは、新卒1~3年目の若手がほとんどだったこと。
介護現場はどこも人手不足ではありますが、被災地はもっと大変です。介護職はそもそもサービス業ではありますが、社会貢献性が非常に高い。そういったところでは力を発揮しないと介護職の存在意義がないのではと、我々経営側の視点として何よりもまず優先して出そうということを先に決めて調整しました。
Q.参加された職員の方の感想はいかがでしたか?
一言で言うと、有意義でした。全国からボランティアが集まっていて、団結してこの状況を乗り切ろうというとてもポジティブで前向きな雰囲気で介護できたし、日常でも実践していきたいと話していました。非常に刺激を受けたようです。
具体的には、参加した職員のインタビューは以下のページを見てみてください
https://shimadahouse.co.jp/shimaho-archive/9559/
Q.なぜそのような派遣をされているのですか?
職員に対して定期的に研修を行っています。もちろん講師を呼んで座学の研修もあるのですが、それよりも外に出て行って活動することの方が効果は大きいのではと考えています。
例えば昨年は岡山市の施設に見学に行きました。その施設では認知症の高齢者の方が、掃除や草刈り、お寺の清掃などをして賃金をもらっています。そのあと、そのお金を使ってスーパーで買い物をするのです。
介護施設で働いていると、どうしてもその施設が世界のすべてになりがちです。だからこそ、様々な人たちと触れて自分たちの仕事の意味や価値がどこにあるのかを感じて欲しいと考えています。
Q.職員がそのような活動をされたことで会社としてどのような効果があったと考えられていますか?
職員が刺激を受けて、積極的になっていることですね。新しいリクリエーションをはじめ、様々なアイデアや企画、意見を出してくれるようになりました。
扉を開けないでいるのに「風が入ってこない」とか「暑い」とか言っていても仕方がありません。ワークライフバランスといいますが、仕事を通して自己実現や社会とのつながりを得ることができるようになっていると思いますね。
Q.最後に介護の魅力についてもぜひ教えてください!
介護は食わず嫌いでネガティブなイメージが先行しているのではないでしょうか。私もこの仕事を始めて30年くらいになりますが、人を支援することは、自分のことを見つめ、ふり返ることになるということを実感しています。自分が豊かになるし、成長できます。それを、お金をもらってできるわけです。
インターンも募集しているので、ぜひ一度経験してみてください。
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