「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「効率性」といった言葉が飛び交う現代。Z世代と呼ばれる若者たちは、どのような価値観を持っているのでしょうか?本記事では、大学生のリアルな声を通して、Z世代の価値観とその背景に迫ります。お話を伺ったのはIVUSA(NPO法人国際ボランティア学生協会)に所属する大学生のみなさん。今回は、サークル活動としてIVUSAに参加してみて、どんなことを感じているのか教えてもらいました!
メンバー紹介
グリーンさん:大学4年生 / イエローさん:大学3年生 / ブルーさん:大学3年生
■IVUSAで広がるつながりと自分の成長
― IVUSAに入って良かったなって思うことは?
グリーンさん:まずは、いろんな人と巡り合えたこと。高校生まではコミュニティが狭かったんですけど、大学でIVUSAに入り、多くの人と出会えたことでいろんな価値観や考え方、新しい経験に触れることができました。 あと、ボランティア活動を通じて、ひとつの目標に向かってみんなと話し合いながら進んでいく時間がとっても楽しいんです。チームの定例会とか、毎週楽しみにしているくらい。誰かと一緒に考える瞬間がとても充実していて、自分にとってすごくいい経験だったなって思います。
ブルーさん: 私も人とのつながりが広がったのは本当に良かったです。あと、活動に参加していると、「必要とされてる!」って実感することがあって、それが素直にうれしいです。社会にどこまで貢献できてるかはわからないけど、少なくとも活動内で役立ってる感覚があって、それがやりがいになりますね。
イエローさん: 私も似たような意見なんですけど、活動を通じて自己成長を感じられるのが大きいです。例えばごみ拾いひとつとっても、都会のどこにごみが多いかなんて、自分でやってみないと気づかないことがあったり。農家さんのお手伝いとかも楽しいですね。普段の生活では得られない体験ができるのが魅力だと思います。
― 活動への参加や役職に挑むきっかけは?
グリーンさん: 自分のやりたいことと一致しているか、ですね。誘ってもらえたら、もっとやろうって思えます。
ブルーさん: 役職は誘われてやることが多いかな。活動は自分がやりたいと思うものに参加しています。偶然のきっかけで行き始めた活動が、今では常連になってる・・・ってこともありますね。
イエローさん: 活動内容だけでなく、人がきっかけになることも多いですね。知ってる人がいると安心するし、仲のいい人が参加している活動には行きやすいです。
― みなさん上級生なので運営側になることもあるかと思います。業務のモチベーションが上がらないとき、どうしてますか?
グリーンさん: 自分は大きいところから考えると気持ちがアガるタイプなんです。「IVUSAが社会にどんな価値を与えられるか」とか・・・。そういう大きな視点で考えると、いま自分にできることが何か見えてくる。なかなか業務がうまくいかないときは、そんなこと考えて紙に書き出して整理すると、気持ちが前向きになりますね。
イエローさん: とりあえず始めてみる!一度手をつければスイッチが入ることが多いです。
ブルーさん: 自分は、仕事が振られたら考え込まずにやれちゃうタイプなので、モチベーションに左右されないことが多いです。ただ、自分の中で優先順位をつけて、いまやりたいことを優先するようにしています。
■Z世代流!みんなが心地よいコミュニケーションのコツ
― 仲間内のコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
グリーンさん: 極力相手のことを否定しないようにしています。例えば、「でも」って言葉を最初に使わないようにするとか。意見を伝えるときも、その人の考えを尊重しつつ、妥協点を探す意識が大切だと思っています。
ブルーさん: ボランティアって、やる気がないと続かないものだと思うんです。だからこそ、みんなのやる気を削がないように気をつけています。正解がないことが多いので、その人に合ったやり方を探りながら進めるようというのが意識しているところです。
イエローさん: 相手に寄り添うことを姿勢を大事にしています。例えば、連絡が遅い人がいたとしても、何か背景があるのかなって考えたり。LINEを送るときも相手の状況を想像しながら送るよう心がけている感じです。
― 仲間の言葉で心が動いた瞬間は?
イエローさん: 「自分にしかできないこと」や「あなたがいるから」みたいに言われると、やっぱりやる気が出ますね。
ブルーさん: 感謝されたときですね。クラブや地域の人からの「ありがとう」は、やっぱりうれしいし、意味がある活動なんだなって思えます。
グリーンさん: 友人から「IVUSAでやってることって本当に社会貢献になってるの?」と言われたとき、自分の視野がグッと広がりました。確かに、IVUSAにはたくさんのボランティア活動がありますが、参加するだけでは社会貢献にならないこともあると気づかされました。もっとやり方がいろいろあるなと考えるきっかけになりました。
― 自分から活動やチームに人を誘うことはありますか?
ブルーさん:あります!仲が良い人を誘いたいってときもあるし、「この人ならこの役職に向いてそう」とか、「活動頻度が少なそうだから声をかけてみようかな」って思うこともありますね。
イエローさん:私は、相手が興味を持ちそうなプロジェクトがあれば、「こういうのどうかな?」って紹介する感じ。自分が誘いたいからというより、相手にとって良さそうなんじゃかなって考えて誘っています。
― 断られるのがこわいなって思うことはないですか?
グリーンさん:自分が誘いたいなって思う人を声かけるだけなので、そこまで怖いとは思わないです。
ブルーさん:私は「うっとうしいって思われたらどうしよう」とか、断られ続けたらどうしようって気にすることはあるかな。
イエローさん:私はあまり強く押しつける感じじゃないですね。「おすすめする」っていうスタンスです。断られても「それはその人の自由だし、仕方ないな」って思うので、あまりショックは受けないですね。
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お互いの気持ちや立場を大切にしながら自然体で関わり合っていることが座談会を通じてみえてきました。「否定せずに意見を伝える」「相手の状況を考えながら行動する」といった姿勢は、Z世代ならではの柔軟さと共感力を感じました。この軽やかなつながりが、Z世代らしい協調性を象徴しているのかもしれませんね。
この記事を書いた人
筒木愛美
IVUSA20期、東洋大学社会学部出身。学生時代にはIVUSAで東日本大震災復興支援活動や地域活性化のボランティア活動に従事するほか、日本財団学生ボランティアセンターで学生ボランティア団体の中間支援にも取り組む。大学卒業後は、都内のWebコンテンツ制作会社に就職。「一般社団法人防災ガール」の共同事務局長を経て、2018年1月にフリーランスとして独立。故郷の長野県を拠点にフリーランスにて広報・情報発信支援の活動をおこなう。
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