災害救援に参加した学生に聞いてみた!

みなさんは災害救援活動に参加したことはありますか?

通常のプロジェクトよりも、災害救援活動は参加のハードルが高いと感じてはいませんか。そこで今回は、秋田県水害救援活動に参加された学生にインタビューを行いました!行ってみての感想をぜひ参考にしてみてください!


東京日野クラブ3年 前田理花

活動に参加したきっかけは?

去年の静岡市台風15号豪雨災害救援活動で、学生にしかできないことを体感し、「被災した方々のためにできることを秋田でもやりたい!」、「自分や自分の大切な人が被災した時に頼りになる存在になるためにもっと災害救援を経験したい」と思ったからです。


実際に現地に行ってみての感想をお願いします!

現地に行ってまず思ったことは、「まだまだ人手が必要だ!!」ということです。

災害から約1ヶ月経ったところでしたが、先の見えない時間への不安、金銭面の不安、たくさんの不安を被災者の方々は抱いていました。今回は80人の隊でしたが、まだまだ人手が必要だと切実に感じました。


この活動で得られたことはなんですか?

「リアルな声」

床上浸水によりお母さんと離れ離れで暮らすことを余儀なくされている息子さんと一緒に床板剥がしをしました。はじめは黙々と作業をしていたのですが、少しづつ心を開いてくださり、災害前のお話や災害当日のお話、今のことなどたくさんのことを話してくださいました。特に印象的だった言葉はとにかく早く「今まで通りの暮らしがしたい」です。


活動中、大切にされていたことはありますか?

笑顔でいることです☺

今隊のコンセプトは「元気を置いてくる」でした。地元の方々に笑顔で挨拶をする、お宅の方と笑顔でお話をする、お話を聞くことはもちろん、今回は新規生や初めて災害に来る子が多かったので、そういった子たちに笑顔で話しかけて、体調を確認するように心掛けていました。


他の学生にメッセージをお願いします!

初めて災害に来た子が「私にもできることがあった」「地域の方のありがとうが原動力になった」「やりがいのある活動だと思った」と言っているのを聞いて、なんだか嬉しくなりました。

誰にでもできることがあります!

災害がないことが1番ですが、また災害救援があれば、ぜひ一緒に行きましょう。




東京板橋クラブ2年 加勢陽向

活動に参加したきっかけは?

私が東日本大震災の被災者だからです。形、相手は違えども、その時の恩返しがしたい!微力だけれども、被災された方々のお力になりたい!という気持ちで行きました。


実際に現地に行ってみての感想をお願いします!

現地の方々から、直接「ありがとう」という言葉をたくさん頂けて、微力ながらも、現地の方のお力になることができたと感じることができました!心から行ってよかったなと思いました。


この活動で得られたことはなんですか?

「水害の恐ろしさ」です。家を解体することになってしまった方のお宅にお邪魔しました。そこで、被害後の泥の匂い、使っていた家具がリアルに残っている様子、そして何より状況をお話して下さったお宅の方の様子から、ニュースでは伝わらない、生々しい水害被害の様子を目の当たりにして、本当の水害の恐ろしさを知ることが出来ました。


活動中、大切にされていたことはありますか?

常に笑顔でいることです。今回の災害は、体力的にかなりしんどい部分もありましたが、どんなに疲れていても、笑顔で元気に活動し、秋田に元気を置いていこう‼️という気持ちで活動しました!


他の学生にメッセージをお願いします!

何か災害が起きた時に1番に力になる存在、それは「人間」だと思います。災害救援に行って支援する存在はロボットでもAIでもありません、人間です。人間の手によって、少しずつ復旧が進み、復興が進み、そしてその先の未来までその地域を残し続けるのです。


特に、地域の人とお話して、元気を与えること、心の傷を少しでも癒すこと、嫌な時間を少しでも楽しい時間に変えること、これは絶対に人間にしかできないことだと思います。

だから、私は災害があったら皆さんと一緒にすぐに現地へ駆けつけたいなとおもいます!!
もし再び災害が起きてしまったら、ぜひ一緒に現地へ行きませんか?




いかがでしたでしょうか?


災害救援に参加された学生はそれぞれの想いを胸に、現地の方々に笑顔と勇気、元気を届けています。機会があればぜひ災害救援活動に行き、元気を届けましょう!!



記事を書いた人

京都西院クラブ4年 二葉楓馬



東京駒沢クラブ3年 古舘ここの

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