東日本大震災発生後、被災地への支援活動と並行し、様々なプロジェクトも実施しました。
現地に行きがれきの除去や泥かきをすることだけが支援の形ではありません。
今回は以下の3つの活動をご紹介します。
■東日本大震災救援募金活動
■シンデレラプロジェクト
■サンライズプロジェクト
また、IVUSAが災害救援活動を行う際に経済的・物質的な支援を頂いている公益財団法人車両競技公益資金記念財団との協定についてもご紹介します。
東日本大震災救援募金活動
震災発生後、現地での支援に向けた動きと並行し、3月14日に街頭募金活動の申請を行い、17日の新宿、池袋、八王子、四条河原町、梅田、京都タワー前、西院、山科を皮切りに首都圏、近畿地方で街頭募金を行いました。特に近畿地方では、震災を風化させてはいけないということから、12月まで断続的に実施しました。
参加したIVUSA会員は732名。募金協力者1万1356名、71カ所で行い、募金総額457万4262円をお預かりしました。また、他団体との協働募金活動、学園祭やイベントでの設置募金活動を20カ所で行い、66万8533円をお預かりしました。
これらを合計した542万2795円は日本赤十字社にお届けしました。
シンデレラプロジェクト
避難所で生活をしているお母さんたちから「子ども用の靴が必要です」というお話を聞き、始まったプロジェクトです。靴は一人ひとりサイズが違うため、救援物資では行き渡りにくい状況がありました。
このプロジェクトは、東京都世田谷区で活動するNPO法人エコプラスさんが中心となり、区内の下北沢商店街の店舗で行われました。1口500円の募金と一緒にメッセージカードを書いてもらい、靴は下北沢のスポーツマリオさんが多くのメーカーさんのご協力のもと調達します。5口で一足分のお金になります。
私たちIVUSAは現地の子ども達やお母さんからオーダーを取ります。その際、子どもたちにはカタログからお気に入りの靴を選んでもらいます。靴の受け渡しは現地での活動の際に直接プレゼントしています。
8月に派遣した15次隊で贈呈式を行った南三陸町立志津川保育所は、ちょうど8月生まれの子どもたちの誕生日会が行われていました。靴をプレゼントされた子どもたちは皆嬉しそうに履いて見せてくれました。
9月になり、園長先生から「運動会を開催することができました。子どもたちは皆さまからいただいた靴を履き、力いっぱい走ってくれました。
元気な子どもたちを見て私たち大人が勇気と力をいただきました。本当にありがとうございました」と温かいお礼のお手紙を頂戴いたしました。
(読売新聞6月1日朝刊34面に掲載)
サンライズプロジェクト
IVUSAが地域活性化分野の活動で協働している新潟県十日町市と協力し、耕作放棄地等で農作物の栽培を行い、作物を販売した収益を活用して復興支援を行うプロジェクトです。
主催はサンライズプロジェクト実行員会、共催はIVUSA、十日町市役所(地域おこし協力隊)、中里総合クラブYO-BE、また、ちちはず、株式会社スローコメディ広告、NPO法人ECOFFなどにご協力いただきました。
地元農家の指導のもと、地域の若者と都会の若者の協働作業により、農作物を栽培し販売します。耕作活動と合わせて、地域の収穫祭や事業等へも参加し、そこでの収益金で被災地支援を行いました。
2011年は6月から11月まで、IVUSAの卒業生が総務省の事業である「地域おこし協力隊」として活動する十日町市中里地区で、全9回60名が活動に参加しました。
災害復旧援護に係るボランティア活動助成事業に関する協定
IVUSAでは、3月11日の東日本大震災発生直後から救援活動に向けた動きをはじめ、発災5日後(3月16日)には第1次隊が宮城県石巻市に向けて出発しました。
この活動においては、第1次隊から公益財団法人車両競技公益資金記念財団(以下 公益記念財団)に活動助成金や資機材をご支援いただいたことで、その後10ヶ月の間、18回に渡り延べ1,803名が活動することができました。
公益記念財団とは、2002年(平成14年)に「災害復旧援護に係るボランティア活動助成事業に関する協定」を締結しました。公益記念財団は経済的・物質的援助を提供、IVUSAはマンパワーを復旧復興活動に提供し、被災地に対して、より迅速かつ有効的な活動を展開できるようになり、2003年(平成15年)から2019年(令和元年)までの16年の間に発生した数多くの災害に対して、災害復旧援護活動を行うことができています。
その他にもIVUSAが事業を進めていく上で結んでいる協定、そのパートナーは多岐に渡ります。
詳細はこちらのページをご覧ください。
▷IVUSAのパートナー
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回紹介したシンデレラプロジェクト、サンライズプロジェクトはIVUSAが単独で行なったものではありません。また、IVUSAが発災後迅速に現地に向かうことができるのは、協定のもと活動実施を支援してくださる公益記念財団のおかげです。
災害救援活動のみならず、IVUSAが行なっているプロジェクトを支えてくださっているパートナーについて知るきっかけになれば幸いです。
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▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
「#Y4R」
▶一緒に東日本大震災復興支援活動を作っていく仲間を募集しています!
被災地域で行なっていた復旧支援活動は、現在は宮城県の山元町を拠点に「東日本大震災復興支援活動」として継続しています。
今後のプロジェクト実施に向け、プロジェクトに深く関わりたい学生を募っています!
もし興味がある方は、身近な先輩に話をするか、IVUSA情報センターにその旨を送っていただくか、私に直接連絡していただいても構いませんのでご相談ください!
▶会員向け災害対応力レクチャーのお知らせ
私達一人ひとりが取るべき避難行動は生活圏・居住環境によって異なります。
この災害対応力レクチャーでは、IVUSA職員の宮﨑が、実際にあなたが暮らす地域や居住環境で必要な災害への備え、被災時行動をレクチャーします!
希望する人は会員ページ内の災害対応力レクチャーエントリーページからエントリーをお願いいたします!
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事務局 三浦 慎爾
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担当プロジェクトは天竜川鵞竜峡復活プロジェクト/印旛沼クリーン大作戦/カンボジア教育支援活動。
公式SNSの担当もしています。
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