ゆるぼうvol.012 日本海重油災害・北関東出水災害 【Youth for the Resilience】


▶災害ボランティアセンターのはじまり


三浦「阪神・淡路大震災で数多くの災害ボランティアに関わる人がいたということですが、現地で活動するボランティアを取りまとめる災害ボランティアセンターっていつから機能するようになったんでしたっけ?


宮さん「一つは1997年に起きたナホトカ号重油流出事故。その時に多くのボランティアがこの事故の復旧活動に駆けつけた。その多くの方の力を活かすべく、ボランティアセンターの枠組みを地域の方々主体で作っていったのが、いわゆる災害ボランティアセンターの走りかな」


三浦「ああそうでした。この災害で印象的なのは過労で亡くなったボランティアの方が複数名いたということです。今じゃ想像がつきませんが、、」


宮さん「そうだね。これをきっかけに、ボランティア活動をする時にはボランティア活動保険に入ってもらおうとか、ボランティアの公衆衛生の大切さが叫ばれるようになったね。なによりも、多くのボランティアの力を適切に差配する仕組みの必要性が認識された時期だったね」


三浦「それで今は社会福祉協議会(以下 社協)が中心となった災害ボランティアセンターの運営形態になったんですか?」


宮さん「結果的にはそうなんだけど、笑」


三浦「、、ということは?」


宮さん「社協による災害ボランティアセンター運営の走りは北関東出水災害なんだよね。阪神、日本海重油の災害を受けて、ボランティアの差配はどこがするか、この時地元で検討された結果、社協が受け持つことになったんだよね」


三浦「この時の地元社協の方々の頑張りが今の災害ボランティアセンター運営につながっているんですね」


宮さん「そうだね、更に言うと災害救援活動においては専門性をもったNPO等との恊働のあり方も、この災害以降考えていくことが必要になっていったんだよね」




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▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
「#Y4R」

▶『ゆるぼう(ゆる防災)』とは
Y4Rキャンペーンの取り組みの一つで、 「調べれば分かるけど、そこまでじゃない話」をコンセプトに、事務局の宮さんと三浦が防災・減災に関する様々なテーマについて話し合うシリーズです!
今後も「防災袋に入れておくべきものは?」「避難生活時に気をつけるべきことは?」などなどのテーマを予定しています!

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私達一人ひとりが取るべき避難行動は生活圏・居住環境によって異なります。
この災害対応力レクチャーでは、IVUSA職員の宮﨑が、実際にあなたが暮らす地域や居住環境で必要な災害への備え、被災時行動をレクチャーします!
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事務局 三浦 慎爾
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