こんにちは!長かった夏休みも終わりへ近づき(既に後期が始まっている学校もあるかもしれませんが‥)、今年度の折り返しの月まで来てしまいましたね。そんな9月ですが、7月8月と連載されてきました「Youth for the Blue 2020」に関連する記事の最後になります!
みなさんどれほど#Y4Bを気にして生活できたでしょうか。IVUSAでのキャンペーンはこれで一旦終わりになってしまいますが、これからも続けて生活できたら環境問題も少しは良い方向に向かっていくのではないかと思います。
さてIVUSAでは、特定のプロジェクトや地域に思い入れがあって活動している人を「〇〇芸人」と呼びます。今回は「初代海ごみ芸人」と名高い27期東京白山クラブの中川磨子さんにお話を伺います。
「なぜ環境保護に興味を持ったのか?」「初代海ごみ芸人として活動して感じたことはどんなことか?」などについて語っていただきました。
IVUSA TIMESに少し似ているかも(?)しれませんがぜひ読んでみてください。(IVUSA TIMESって何?って思ったそこのあなた。以下にリンクを貼っておくので、ぜひ読んでみてください。色々な先輩を知ることができますよ!)
1. 海ごみに興味を持ったきっかけ
―初めて聞く人も多いと思うので改めてお聞きしますが、海ごみ芸人ってなんですか?
私が清掃活動によく参加していて出身地が大阪ということもあって芸人呼びされるようになって海ごみ芸人になったって感じかな。それから自己紹介とかで海ごみ芸人ですって自分から言うようになって広まっていったよ。
―ちなみに海ごみ芸人ってどんな人がなれると思います?
これっていう定義はないけど私が思うに、「さまざまな清掃活動に参加し、より考え行動する人」だと思っている!
―ちなみにIVUSAに入会して海ごみに興味を持ったきっかけってなんだったのですか?
初めてのプロジェクトで京都府の清掃活動に1次隊として参加してIVUSAのマンパワーってすごいなって圧倒されました。どうしたら活動がより楽しくできて、かっこよく撤収できるかを考えながら行動しているIVUSAの清掃活動に驚いて、私も後輩に引き継いでいきたいと思ったんだよね!
さらに興味を引き立たせたのが山形県の清掃活動で、その際に専門家から話を聞く時間があってそこで海ごみのお話を聞いた時に本格的な海ごみ芸人生活が始まったと思っています!
―1人のIVUSA生活に影響を与えるほど面白いお話だったんですね。
うん!いろいろなお話があってどれも興味深かったんだけど、漂着するライターに書いてあるスナックの名前や住所をたどってどこからゴミが流れてきたか研究しているっていうお話が特に印象的で今でも覚えている!さっきも言ったけどここから海ごみについて興味を持ち始めたなー。
2. IVUSAでの4年間を通して
―そんな磨子さんですが海ごみ問題に対してどんな思いを持って活動されてきたのですか?
一番の思いは、未来に残るゴミを減らして今から生まれてくる人たちに綺麗な海を残したいっていうことかな。活動中に、ふと、今自分たちがゴミ拾っていなかったらいつまで残るんだろうとかどれだけ細かくなったり流れ着いたりするんだろうとか考えるようになったんだよね。
自分が捨てたゴミでもなければ日本のゴミではないかもしれないけど、今の時代を生きている私たちが拾わなければ自分たちの子どもや子孫に汚い海を残したり、そんな海で育った魚を食べたりする時代が来るかもしれないっていうのが嫌だなって。特に私海鮮が大好きだから食べられなくなる未来を想像するとゾッっとしたよね!
―確かに将来を考えると今できることをやらなくちゃなって思いますよね。
そうなんだよ!清掃活動って拾う人が一人でも増えればその分拾えるゴミの量も増えて、ゴミは減っていくんだよね。だからゴミ拾いっていう簡単そうな言葉だけど、一人ひとりにやる意味ってあると思っていて絶対に他人事ではないんだよね。
だから同じような面白みを感じてくれる人が増えていけば、未来に残るゴミは減らせると思うしそういった考えを普及できるかなって思って4年間海ごみ芸人として頑張ってきたんだ!
―いろんな海ごみ系のプロジェクトに参加してきて思ったこととか感じたこと、こういった部分が面白かったなーとかってありますか?
面白かったことかー。私は清掃活動のいろんな場所に行かせていただいて、特に面白いなって思ったことは「全部違う」っていうことかな。
―全部違うってどういうことですかね?
例えばだけど、落ちているゴミの種類やサイズが違ったり参加する季節によっても全然ゴミの量が違ったりするんだよ!あと地域によってもゴミ問題に対する取り組みが違ったり地域ならではのゴミへの考え方があったりとかいろんなことが環境問題って面白いんだなーって気づかせてくれた!
そうやっていろんな場所でいろんな人と出会って関わってきたからだと思うんだよね!みんなにもいろんな所に参加して気づいて欲しいなって思うよ!
3. 最後に
―新入生もこんなコロナの中多く入会してくれてたくさんの後輩が今も頑張っているのですが初代海ごみ芸人として伝えたいこと、残したい事ってなにかありますか?
最後はちょっとまじめな感じで。
多分この記事読んでいる人は私を知っている人か、海ごみに興味がある人かと思います。きっとあなたの周りには、話を聞いてくれる人、環境保護に興味を持っている人などたくさんいると思います。そんなあなたにして欲しいこと。それは“発信”です。あなたが発信すれば捨てられるゴミが減ります。プラスチックの使用が減ります。
私が思い描く将来の理想の一つに、環境を配慮してプラスチックを使わない選択ができる世の中。というのがあります。 みなさんもご存じの通り、レジ袋が有料化されました。どうしてマイバッグを持つようになりましたか?おそらくレジ袋にもお金がかかるようになったからというのが主な理由かなと思っています。だけどアルバイトをしていたときに、ちょっとした小銭くらいならと思っている人は有料化されてもレジ袋を買います。マイバッグを持っていても袋に詰めるところにある透明袋に入れるなんてニュースも聞きますよね。それでは意味がないと思っています。
結局考え方を変えるためには、“発信”をし続けるしかなくて一人ひとりの意識を変えるためには必要なんだと思います!そうすれば今はプラスチックに溢れた世界ですが、注目度や関心が続くと環境に配慮することがいずれ“当たり前”になる時代が来るのではないかと思います。
これは全て私一個人の意見だけどこういった記事から環境問題に興味を持ってくれる後輩が増えて、考えるきっかけになればいいなと思います!
―今回はお忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
この記事を書いた人
群馬高崎クラブ3年 浦野 柾紀
今回で記事を書くのは2回目なのですがすでに困ったことがあります。それは写真の少なさです。自分が写っている写真の少なさにびっくりしています。少しは写真を意識しようと心に決めた日でした。
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