IVUSAでは活動や研修などを通して、会員一人ひとりが社会に出てから必要とされるスキルや知識を身につけることを目指しています。
では、実際にIVUSAでの経験は社会に出てから、そしてその前の就職活動でどの程度役に立っているのでしょうか?IVUSAのOB・OGで特に人事にかかわっている(かかわった経験がある)方々にシリーズでインタビューしていきます。
6人目は、香川の労災病院に勤務される中川絵里さん(22期・滋賀大学卒)です。
Q.今の会社に至るまでの過程を教えてください。
1年目から4年目にかけては兵庫の病院で庶務を1年経験した後、人事を担当していました。その中で、看護師・医療職の採用試験の準備、面接のお手伝いをしていました。医療職は少し特殊だと思いますが、採用に関してはとにかく人柄重視で基本的な常識があるのかどうかを確認します。やはり患者さんとのコミュニケーションがありますから。
現在は1年前に異動した香川の労災病院で会計をしています。
Q.IVUSAでの経験は就職活動で役に立ちましたか?(どのように役に立ちましたか?)
私は就職活動に苦労した方だと思います。自分がこうなりたいというものは、ぼんやりとあったのですが、「それを具体的にどう叶えていくのか?」というところまで考えられていませんでした。多くの人は経理や人事などの業務内容から考えていくのに対して、私は社風や理念で企業から決めていたと思います。なので具体的な話が出来ず、最終面接で落とされることが多かったです。
そんな自分自身が混沌とした状態になった時、IVUSAの活動、特に災害救援活動のことを思い出しました。社会人になるとボランティアに関われる時間は少なくなると考え、それならば仕事自体がボランティアに近いものがいいと考えるようになりました。災害のような非常事態になった時でも、動けるところがいいと考え、医療関係に進みました。
私はDMAT(災害派遣医療チーム)に入りたかったので、災害拠点病院である香川の労災病院に異動になってその夢が叶いました。
Q.社会に出てからIVUSAでの経験が役に立ったことはありましたか?(それはどのようなことですか?)
リスクマネジメントの考え方はどこにいっても必要なものなので、「トラブルが起こったらどうするか」と考えられるのは強みになりました。
また、いろんな世代の人と交流することに慣れることができたのもよかったです。これは普通の大学生活ではあまり経験できないと思います。特に高齢者とのコミュニケーションに困る人が多いと思うのですが、私は困ることは無かったです。
(学生時代の1枚)
Q.IVUSAの学生へのアドバイスをお願いします(特に就活において)
自分の興味があることがあるなら挑戦してほしいです。それが価値のあることだと思います。自分の意思で使える時間というのを大事にしてIVUSAにこだわらずともいろんな世界を見て欲しいです。
そして学業の方も大事にして欲しいです。大学生に戻れるとしたら授業をちゃんと聞きたいです(笑)
特に簿記、会計の勉強をしたいですね。
あと、仕事は体力を使うので休みでもただ身体を休めるだけになりがちです。だからこそ今自分の興味があることをして欲しいと思います。
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