IVUSAでは活動や研修などを通して、会員一人ひとりが社会に出てから必要とされるスキルや知識を身につけることを目指しています。
では、実際にIVUSAでの経験は社会に出てから、そしてその前の就職活動でどの程度役に立っているのでしょうか?IVUSAのOB・OGで特に人事にかかわっている(かかわった経験がある)方々にシリーズでインタビューしていきます。
5人目も滋賀大学OGで、高齢者施設に食事を提供するサービスを展開しているナリコマグループに勤務される東本波留那さん(23期)です。
Q.現在の仕事内容を教えてください。
人事部採用課で、新卒採用を担当しています。
卒業後2年半は別の会社におり、転職してからなので人事にかかわっている期間は1年くらいです。
Q.今の学生に対してどんな印象を持っていますか?
ウェブを活用している人が多いですね。ウェブ説明会やセミナーが多いので、それらを上手に活用している一方で、社員と対面で話す機会はどうしても少なくなります。その分、事業内容の深いところや、社員一人ひとりの個性などは分かりにくいのではないでしょうか。弊社も単純に食事を扱っているだけでなく、その施設が抱える経営課題の解決までを目指した事業内容なのですが、そこまで理解してもらうのは簡単ではないです。
Q.IVUSAでの経験は就職活動で役に立ちましたか?(どのように役に立ちましたか?)
目上の人と話す機会(地元の人など)があったのは大きかったです。
面接でも、社会に出てからもですが、目上の人でも上手に話せるようになりました。
他にも、プロジェクトやクラブで後輩の面倒をみたり、どうすれば成長につながるか考えたりするのが結構好きでした。十日町雪まつり活性化活動でプロジェクトリーダーもさせていただきましたが、私はぐいぐい引っ張っていくタイプではなく、メンバーから意見をもらいながらプロジェクトを作っていくこと、一人ひとりとコミュニケーションを取る中でメンバーのモチベーションを高めていくことを大切にしていました。
私が新卒で入ったのは製造系の業種でした。営業職だと個人で進めることが多いと思いますが、製造はチームで進めていきます。ですから、そのようなチームで活動したという経験を話すと、いいリアクションをもらえました! あと、会社を選ぶときに「社会に貢献しているかどうか」が判断基準になったのもIVUSAの影響かもしれません。
(学生時代の1枚)
Q.社会に出てからIVUSAでの経験が役に立ったことはありましたか?(それはどのようなことですか?)
大学生の時には同年代の人たちとかかわれれば十分だと感じるかもしれませんが、仕事では幅広い年代の人とコミュニケーションをすることが求められるので、そういう意味でもIVUSAの経験が役に立っています。
あとは、学年や性別を超えてチームで取り組んできたという経験でしょうか。
私は前職の経験もあり、何かものを作るという製造業に対する思いが強いんですけど、そこでは現場で働く人のコミュニケーションが大事です。チームで取り組みながら、現場で出てくる課題を見つけて、どう改善していくかということについては文系・理系は関係ありませんし、何よりもチームで取り組むからこその面白さが詰まっていると思っています。
そうやって何かを作り上げていくのは大きな達成感がありますし、周りの人と一緒に仕事する面白さも感じられます。これはIVUSAの活動も一緒ですよね。
Q.IVUSAの学生へのアドバイスをお願いします(特に就活において)
繰り返しになりますが、いろんな年代の人とかかわることが大事だと思います。同じ年の人と話すのでは分からないことがたくさんありますし、就職活動を進める上でもいろんな視点から企業や自分を見た上で、入社したい企業を見つける事が大切だと思います。様々な経験をしている人とかかわることができる時間がたくさんあるのが大学生活の4年間ではないかと。
あとは、大学生活でできるコミュニティを大切にしてほしいです。私自身もIVUSAで培ったコミュニティが今も続いています。社会に出た後も、意見交換ができたり、楽しい時間を共に過ごしたり、困った時に助けてくれる仲間がいるのはありがたいことだと思っています。
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