今回は夏プロに参加される人たちがきっと気になっているであろう、活動中のごはんについてです。
どんなもの食べているのか、どんな準備をしているのかをご紹介します
※深夜に見ると飯テロになるかもしれないので、ご注意ください(笑)
■鉄板IVUSAメシ
【カレーライス】
まずはなんと言ってもカレーです。
煮込み料理は大量につくらなければいけないIVUSAの活動にうってつけです。
甘口と中辛を半分ずつ合わせると、辛いのが苦手な人でも食べられます。
夏野菜カレーやきのこカレー、チキンカレーやポークカレーと、作る人によって違いがあるのも楽しみのひとつです。
【豚キムチ丼】
続いて定番なのが豚キムチ丼です。
野菜や肉を切る「仕込み」の手間が少ないので、時短メニューの代表格ですね。
辛いのが苦手な人には、特別に卵黄トッピングするときもあります。
【二色丼】
鶏そぼろと炒り卵の二食丼も定番メニューの一つです。
彩りにもこだわる学生が担当した時には、三食丼になります。
この他にも、朝食は雑炊やお茶漬け、昼食や夕食には中華丼や親子丼も定番メニューです。
■参加人数が少ない活動だと・・・
参加人数が比較的少ない活動等では、麺類やちょっと凝ったメニューや揚げ物の時もあります。
【うどん】
暑い日にはさっぱりと。
【ハンバーグ】
ハンバーグに、特製トマトソース。
【唐揚げ】
夏場の揚げ物は地獄ですが、みんなの笑顔のために。
■自炊以外には?
活動によっては、昼食はお弁当を発注したり、
被災地での災害救援活動では、手間のかからないカップ麺にすることもあります。
■どんな準備をしているのか?
まずは献立を決めて、必要な材料や調味料の分量を出して、地元のスーパーなどに発注をします。 夏場の活動では夏バテしないものを、冬場の活動では体が温まるものを作るようにしています。 また、調理に必要な資機材を準備します。東京と大阪の事務所には、それぞれ必要な調理道具を保管する倉庫があり、レンタカーに積み込んで活動先に持っていきます。
滞在先の施設についたら、調理場を自分たちが使いやすいように設営を行います。
あらかじめ地元のスーパーなどに発注しておいた食材を受け取ったら調理開始です。
1食に使うキャベツの量は当然これくらいになります。
野菜を切り…、
お肉を切り、
鍋があるところまで運んで、
調理します。
100人規模の活動であれば、これらの調理を担当する調理PTは3,4名で行います。
■いただきます!
配膳や片付けは、調理PTだけでなく、みんなで協力して行います。
食べる時は、もちろん一緒です。
大勢で食べるご飯は、合宿みたいで楽しく、美味しいですよね。
■活動に行くときに必要になるものは?
ほとんどの活動で、お箸とコップは参加者個人に持ってきてもらっています。
「マイ箸マイコップ」は、割れたりしないプラスチックや金属製のものがいいですね。
100円ショップに売っているもので十分ですが、アウトドアショップに売っているものだと永く使えます。
■地域を感じる交流会
IVUSAの活動では、地元の方たちとの交流会も大切にしています。 作業中は、作業に集中しており、あまりお話することができないので、食事を囲みながら、地域のことを教えていただいたり、今後の活動について意見交換をしたりします。
こういった交流会では、
地元でとれた魚を、地元の方に捌き方を教わりながら調理したり、
地元の漁師さんからカニをいただいたり…
と、その地域ならでは味覚を堪能することもできたりします。
■飲み物はどうするの?
活動中に必要な飲み物も、もちろん用意しています。 たいていはこういったジャグに麦茶やスポーツドリンクを作ってマイコップで飲みます。
活動によっては、企業様からご協賛いただく場合もあります。
いかがだったでしょうか? 国内の活動では、これらの食事を学生自ら作っています。元は知識やスキルがありませんので、事前研修として、食品衛生に関することや、火気の扱いについて学び、調理PTとして活動に参加します。
また、調理に大切なのは、段取りです。事前の献立、分量、調理行程、発注など決めるためには、その活動全体の行程や予算など、あらゆることを把握しなければいけません。この段取りの考え方は、他のことにも応用が効きます。
調理PTにチャレンジする人は、この「段取り」を意識して、ぜひ取り組んでください。
最後に、調理PTをする学生は、プロの料理人ではないので、たまに失敗してしまうこともありますが、そこはご愛嬌ということで(笑)
この記事を書いた人
IVUSA危機対応研究所 主任研究員 深山 恭介
IVUSA17期卒。関西事務所勤務。 災害救援活動、ロジスティックス、危機対応講習を担当。 プロジェクトでは阿蘇海環境づくり活動、雪原カーニバルなかさと協働活動、インド生活支援活動を担当。
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