【33期学生幹部に聞いた!】学生代表 松井登夢 ―― みんなと肩を組んで、一緒に挑戦したい

「なんか楽しそう」――そんな気持ちで飛び込んだIVUSAでの活動が、自分を大きく変えていった。仲間と出会い、失敗も経験しながら、一念発起して学生代表に。ひとりじゃなく、みんなと一緒に歩きたい。そんな思いを胸に挑み続ける、33期学生代表・松井登夢さんの「挑戦」に込めた本音とは?


==お話を聞いた人==

33期学生代表 松井登夢さん(龍谷大学4年)


「楽しそう」から始まって、本当のボランティアの意味を知った

── IVUSAに入ったきっかけを教えてください。

大学1年生のときにサークルを探してる中で、漠然とボランティアや社会貢献をしたいなって思ってたんです。ボランティアサークルがたくさんある中で、IVUSAは他のサークルに比べて全国各地に活動拠点があって、いろんな大学の人たちが集まっているという規模感にシンプルに惹かれました。「なんか楽しそう」っていう漠然とした気持ちで「まずはとりあえず」って感じで入りました。


── 初めて参加した活動で印象的だったことは?

初めて行ったのが関川村の春プロなのですが、当時コロナ禍でストップしていた活動がようやく再開できたタイミングだったんですよ。

僕はただ漠然とボランティアをしたいと思って来ただけだったけど、久しぶりの現地での活動という中で、先輩たちは村に対して「こういうことをしていきたい」「こうなっていきたい」と深くて熱い気持ちを持っていると知って・・・。僕の思ってたボランティアの域を超えていて、見方が変わりました。


「みんなと同じ目線で」班長やクラマネを経験して見えたこと

── その後、どんな役職を経験されましたか?

PTだと班長が多いですね。ただ、初めて班長したときはみんなが楽しめる空間を作って終わりだったなっていうのが課題で。もっと村のことを考えて、「今こういう課題があるから、こういうことしたらいいんじゃないか」とか、みんなが活動中に感じ取った発見、気付きみたいなところを深掘りできなかった。正直50点ぐらいだったかもしれないです。


── 3年生ではクラブマネージャーも経験されたそうですね。

はい。瀬田クラブのクラマネを務めました。一番難しかったのは、後輩たちをどう巻き込んでいくか。今思えば、当時は自分がやりたいことに手をあげすぎて、ちょっと周りが見えていなかった時期でもあっていろいろ大変でしたね。

それにクラマネをしながら、32期学生代表の小熊さんのアシスタントもやらせてもらっていて。周りから「学代やるの?やらないの?」みたいな話もいただく中で、最初は「やってやろう、来年は僕が頑張る」って楽観的に思ってたんですけど、徐々に学生代表という存在の重みを感じてきて。果たして僕でいいのか、もっと適任がいるんじゃないかって葛藤もありました。でも最終的に選挙に出るっていう決断をして、今に至ります。



横に並んで歩く。目指すリーダー像と「挑戦」への想い

── 学生代表としてどんなリーダー像を目指していますか?

僕は「よし行くぞ、引っ張っていくぞ、ついてこい」っていうリーダーよりは、「みんなと横に並んで肩を組んで歩く」タイプのリーダーなんだろうな、って思っていて。

一歩目は僕が踏み出すけど、みんなも一緒についてきてほしい。1人だけ頭が出てるわけじゃなくて、同じ目線でいるリーダーでいたいです。


── 33期のスローガン「自分への挑戦、社会への挑戦」ですが、「挑戦」という言葉について、松井さんの考えを聞かせてください。

僕の中では、今まであえて避けてきたことに取り組む、やってみようって言って一歩踏み出すのが「挑戦」だと思っています。

例えば高校で学級長を決めるときに、みんな手挙げずに先生が「お前どう?」みたいに指名してそいつがやる・・・みたいな風景ってよくあると思うんですけど。でも、それってみんなに与えられた選択で、やろうと思えば自分の勇気一つでできて、きっと自分の成長にもつながる機会で。

でもそれを「目立つから」とか「人前で喋らなきゃいけないから」とかいう理由で避けてきたのなら、「僕にはできないから」「私には向いてないから」じゃなくて、大学4年間で1回挑戦してほしいなって思うんです。1回やってみて、本当に向いてるのか向いてないのかっていうのをはっきりさせようと。その方がこれからの人生、働く上でも生きていく上でも、何か決断をしなきゃいけないときに本当に最善の選択を選べるのかなって思うし、大学生ならIVUSAなら、その挑戦の機会がいっぱいあるんです。


── 最後に、IVUSAのメンバーへメッセージをお願いします。

33期は、みんなと一緒にやりたいこと、やってみたいことを形にできたらいいなと思っています。「もっとこうした方がいいんじゃない?」っていう意見もどんどん言ってほしいし、みんなが感じている課題を僕は一緒に考えていきたい。

思ったことは遠慮せずバンバン言ってほしいし、僕が不甲斐ない姿を見せたときは、ちゃんと指摘してもらえるとうれしいです。

「学生代表だから」「幹部だから」って遠慮するんじゃなくて、思ったことを素直に伝えてくれる関係でいたいし、それにちゃんと応えていくのが僕らだと思ってます。

みんなと肩を組んで、この1年を一緒につくっていきたい。今までやってこなかったこと、避けてきたことにも、僕はどんどん投げていくから、まずは1回ぶつかってみて。その先に、どんな自分がいるのかを楽しみにしてほしいなって思います。

記事を書いた人

20期OG 筒木愛美


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