【28期卒業文集】4年間で学んだ。

今から、4年間で学んだことを書きます。 

●ボランティア活動は、ちょっとだけでもいいから前よりプラスの感情を抱いてもらうために行うものであるということ。 

●何事においても、途中で意義を見失ってはいけないということ。 


私が学んだことは以上です。

これだけだとわかりにくいと思うので、補足します。



私の実体験をもとに、話します。 

私は3年生の夏に栃尾ふるさとづくり活動とちお祭りでスタッフマネージャーをさせていただきました。私は理想のスタッフマネージャー像を追い求め、毎日本当に、がむしゃらに、頑張って業務をこなしていました。 


そして当日。
用意していたミーティングを実施するも中々思うようにはいかず、隊員同士のトラブルが起こったり、天候不順に見舞われ対応が遅れたりしたことで、私はマネージャーとしてどんどん自信を失い、落ち込んでしまいました。 


私は活動が終わってからも、理想像のようにうまくできなかったと反省し、かなり引きずっていて、そんなストレスからか、私は活動終了後すぐに体を壊し入院生活を送る始末でした。


その入院生活中、とちおで仲良くなった方から一通のメールが届きました。


 「とても楽しかった!また顔見せにきてな」 


たったこれだけのメールでした。
でもその時、私は大切なことにハッと気が付きました。 


そうそう、IVUSAの中でオペレーションが全然上手くいかなくて、学生のモチベーションがいくら低かろうとも、この人たちには何の関係もない。今私たちの目の前の人たちは楽しめていて、いい思い出が作れた。そもそも、私はボランティアをするためにこの団体にいるわけで、自分らの仕事の出来栄えより目の前の人の笑顔の方が大事に決まっている、というとても簡単なことに気がつきました。 


これを読んでいる人は、あたりまえじゃないか、なんのためのボランティア活動だって思うかもしれません。でも、本当にこの簡単で単純なことがわかっている学生は多くないのではないでしょうか。少なくとも私はわかっていませんでした。


(とちお祭り 地元の方々との交流中の一枚) 



私が学生時代にIVUSAを通じて学んだこと。それはつまり、何のために今頑張っているのか見つめなおすことの重要性です。途中で一生懸命になりすぎて、ゴールを見失うことの危険性も同時に学びました。 


ボランティア活動に正解はないと思います。いろんな考えがあるから活動は発展します。でも、私は学生同士の議論に夢中になって、目の前の人のことを忘れることはどうか、しないでいてほしい。だれかを笑顔にできることは素晴らしいことです。その素晴らしさにも気づいてほしいと思います。 



こうやって文章にすると、どうしても浅くて、ありふれた言葉になってしまいます。実力不足ですね。こんな拙い文章でも、読んで誰かの心の片隅にあり続けることができたら幸いです。とても、楽しい笑顔にあふれた4年間でした。はっぴー。 



この記事を書いた人

東京日野クラブ4年 長森友香 

IVUSAの活動では栃尾が大好きで、夏も春も栃尾に行っていました。空気もご飯もおいしくて、とてもいいところです。 日野クラブでは優秀な同期とかわいい後輩に恵まれ幸せ者です。 普段は喋るか本を読むかのどっちかをして過ごしています。 好きな食べ物は鯛と桜餅で、ほうじ茶とチャイを愛しています。 

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