☆注意☆
今回のコラムは松井の経験をもとに書かれているため科学的根拠、学術的根拠は全くありません。文句は受け付けませんのであしからず。
長めの前文
皆さんどうも初めまして。松井慎太郎と申します。IVUSAでは本名よりもあだ名が先行しているタイプで「なめろー」と呼ばれているアイツでございます。
ここまでの卒業文集を読んできた皆様は、「新しい記事が来た!」と言ってわくわくして開いていただいたのかもしれません。ところがどっこい、僕は山辺や隆誠のように素晴らしい文章を書く才能はありませんし、小島や室井のように新聞記事のようなこれまた素晴らしい文章を書く才能も有りません。
さてさてどうするか、、、そんなところで皆様、僕のIVUSA人生聞きたいですか?聞きたくないですよね。ということで、もっと役に立ちそうな話題をひねり出してきました。
それは「人の動かし方」です。
僕は27期東京砧クラブクラブマネージャー、28期学生幹部役員としてIVUSAの運営に関わらせていただきました。クラマネ時代は100人くらいまとめていましたし、幹部では50人くらいの癖の強い運営層の学生と10人ちょいの屈強な(?)事務局を相手にしていました。そりゃあそこら辺の就活ガチ勢なんて一捻りです。
とまあ前置きが長くなってしまいましたが、人の動かし方について。
基本は“頼まない”
まず、人を動かすためには下手に出ることをやめましょう。わかりやすく言えば、「頼む」、「お願いする」、ということをまずやめましょう。
例えば、IVUSAでありがちな一コマ①
3年生Aさん「お疲れ!ねね、なんか来年とか何かやってみたいことある?」
2年生Bさん「いえ、特に何も決めていないです、、、」
3年生Aさん「そうしたらさ、2年生になったら班長やってみない?」
2年生Bさん「いやあ、ゼミもあるので、、遠慮しておきます。」
3年生Aさん「お願い!人いなくて困っているんだよ~。」
はい、物凄くへたくそな会話例ですみません。
まず、どこがいけないか、ポイントは2つ。
それは「①何かやってみたいことある?」と「②お願い!」です。
「①何かやってみたいことある?」という質問はオープンクエスチョンです。答えが無限大にあります。自分の想定する答えや持っていきたい方向の答えが返ってくればいいですが、なかなかそんなこと起こりません。ましてこんな範囲の広い質問答えにくいですよね。
「②お願い!」という言葉は交渉の際の最低のやり方です。この後にうまくいかなかったときの保険をかけられたり、できない理由を言い訳されたり。そして頼んでしまうとこちら側は「頼んだ側」になってしまいます。するとどうでしょう。これから人を動かす側なのにもかかわらず、あたかも頼まれた側のほうが偉い感じになりませんか?これが非常にやりづらいのです。
じゃあどうすればいいのかというと、頼まなければいいのです。
まずメリットを提示しましょう。
「こんなことができる」「あんなことができるようになる」
こういった話で「やってみたい」と思わせましょう。
そしてデメリットも提示するのですが、ここでコツがあります。
「○○なデメリットもあるんだけど、△△すれば大丈夫だよ」
一度断られた後にこのアドバイスをしても、否定的な頭になっている人には何も響きません。 しかし、最初にこれをすべて言い切ってしまうと、意外とスッと入ってくるものです。
そして、メリット・デメリット・解決策を言ったら、こういうのです。
「ね?ちょっとやってみてもいいかもなって思ったでしょ?」
「ちょっとおもしろそうだなって思ったでしょ?」
これに相手が少しでも頷いたら、成功です。
頼みことをその人のやりたいこと、にしてしまいましょう。
頼み事の通貨は“信頼“
ほんとに唐突に意味不明ですみません。
要は、頼みごとをするときには積み重ねてきた信頼が必要ってことです。
例えばIVUSAでありがちな一コマ②
3年生Cさん「ごめん!〇日までにこれやってほしいんだけど」
3年生Dさん「えー、ちょっと今週忙しいんだけど、、」
3年生Cさん「お願い、そこを何とか、、」
まあ、思いっきり先述したダメなやり方していますが、こういう会話は事務作業とかで多いですね。IVUSAでいう業務です。こういう時は頼む・頼まれるというのはよく行われます。
その際に引き受けるか引き受けないか、あなたなら何を基準に判断しますか?
〇対価(お金?代わりに業務引き受けてくれる?スタバのフラペチーノ?)
〇業務の内容(得意かどうか、興味があるか、)
〇時間(余裕があるか)
などが挙がると思います。もっとあるかもしれません。
しかし、そこに割って入れるものが一つあります。
それが“信頼”です。
「この人の頼みだったら断れないなあ」
「いつもお世話になっているしなあ」
こうやって引き受けてもらえます。
でも何回もお願いすると引き受けてもらえなくなります。信頼は減っていくものなのです。お金のように。
だから、日頃の行いは大切なのです。
いつもなにも手伝わない、やらない、自分勝手な奴には何を言われてもしたくないですよね。ここぞという時のために、きちんと信頼を積み重ねておきましょう。
情けは人の為ならず。
人を使って人を動かす
IVUSAで流通している、間違った解釈をされている通説を一つご紹介します。
「リーダーの仕事は仕事をしないこと」
聞きますよね、これ、間違っています。意欲が高くて先輩っこの2年生が学祭リーダーやPJのセク統括をやってよく言うセリフです。(誰かを頭に思い描いて書いたりなんてしていません。)
正しくは、「リーダーの仕事は人に仕事をさせること」です。
そして、近年、リーダーや人の上に立つ人が、下の人のレールの設計図を渡し、実際にレールを引くとこまでやることが増えています。
何でもかんでもやってあげることが、人を動かすということなのでしょうか。
1から10まで教えてあげる人が優しい先輩なのでしょうか。
失敗しない環境を作ることがよきリーダーなのでしょうか。
違いますね。
人を動かすということは、人をやる気にさせるということです。
だから、人の上に立つ者のすることはやり方を教えてあげることでも、手本を見せてあげることでも、マニュアルを渡すことでもありません。
掲げた目的、目指すべきゴール、憧れの世界を魅せてやることです。
そして、共感させたなら伝播させていきましょう。
やる気の伝播を人から人へ。
そうやって組織に血は流れていくのです。
応用編:人を動かして何をするか
人を使って人を動かす最大の利点は、自分の時間が生まれることです。
そこでぜひやってほしいのは“イメージ”です。
ここでのイメージとは
①このあとどういう展開になるか
②自分は何をすることになるか
③人を使って人に何をさせるか
この順番で膨らませてみてください。
最初はうまくいかないかもしれませんが、自分の経験の引き出しが増えるにつれ、先が読めるようになります。それが自分の行動を正しい方向へ導いてくれますし、ロジカルな思考につながっていきます。
そのうち藤井2冠をも超える先が読めるようになるかも?
最後に
ずいぶんと長い記事になってしまいました。ここまで読み進めたあなたはなかなかの変態です。ぜひいいなと思ったとこだけでも自分のものにしてください。
もし、もっと知りたいと興味がわいたらどなたでも構いませんのでご連絡ください。一緒に飯を囲み、酒を飲み、日頃の愚痴と夢を交わしましょう。
さてさてもう店じまいですが、IVUSAの学生の皆様がこれからも汗を流し、文句を垂れながらも掲げる理想が色褪せないことを切に願うとともに、今後のご活躍を期待しております。
最後にこういった場をくれたマーケティング部部長のむーさんと僕が関わらせていただいたすべての方に感謝を込めて。
この記事を書いた人
28期幹部役員 東京砧クラブ 松井慎太郎
1999年1月7日生まれ、B型。
当時小学6年だった3.11を契機に父が石巻へ転勤。父の顔を見るついでに牛タンを食べに行った仙台で災害の傷跡をみて衝撃を受ける。大学に入りIVUSAと出会いボランティアにのめりこむと、地域の人の温かい声よりも泥と罵声と怒号を浴びて育つ。失敗ばかりのロクデナシだったが、根性のみでクラブマネージャーに当選、口だけは立派だったため幹部にも当選。“自称”28期最高の幹部として今期を引っ張る大将軍へ成長。
好きな漫画はNARUTO、ワンピース、ハイキュー、キングダム。
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