2011年4月〜
振り返る東日本大震災①はこちら▷
▶4月4日 4次隊派遣(〜11日 55名 石巻市、岩手県大槌町)
・石巻専修大学グラウンドにベースキャンプ設営
・災害派遣等従事車両証明へ移行
[活動概要]
■復旧作業:畳だし、家財だし、床板剥がし、泥だし、家屋内清掃等。石巻市河北地区谷
地集落7件、市街3件、まちなかスマイルプロジェクト
■炊き出し:石巻市大街道2件
■復旧作業指導:岩手県大槌町5件
写真で振り返る当時の様子⑧
4月といえどベースキャンプの朝はまだまだ寒さが残っています。
浸水して動かなくなった車を車庫から引きずり出す作業です。被災範囲が広大なため、圧倒的に重機の数が足りず、マンパワーで解決するしか方法がありません。
(写真上:石巻専修大学での様子 写真下:石巻市河北地区谷地集落 -4次隊-)
▶4月13日 5次隊派遣(〜19日 64名 気仙沼市)
・一関市黄金山キャンプ場にベースキャンプ設営
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市河原田6件
■復興青空市場運営スタッフ
▶4月21日 6次隊派遣(〜25日 107名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷12件
写真で振り返る当時の様子⑨
4月に入ると救援物資も行き渡り始めました。救援機の水や食料といったものから、衣類や日用品といったサイズや嗜好に合わせた物資配布が必要となりました。そうした中で行われた「復興青空市場」
重機の入らない場所の瓦礫はマンパワーで片付けていくしかありません。
(写真上:気仙沼西高校-5次隊- 写真下:気仙沼市岩井崎-6次隊-)
写真で振り返る当時の様子⑩
浸水家屋は壁や、場合によっては天井まで海水に浸っていました。湿った壁や石膏ボードを剥がし、水分を含んだ断熱材も除去します。その後床板を剥がして泥出しをし、洗浄や消石灰を巻き消毒、乾燥という流れで作業を行っていきます。食器や家財の中で再利用できるものは洗浄や拭き掃除も行います。
(写真:気仙沼市街)
▶5月13日 7次隊派遣(〜16日 15名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市本吉町前沢1件
現地調整要員として1名残留
▶5月20日 8次隊派遣(〜23日 170名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷4件、岩井崎1件、大峠山1件、浪板1件、大浦1件、
唐桑町小鯖1件、舞根1件、鮪立1件
▶5月27日 9次隊派遣(〜30日 117名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷4件、赤岩杉ノ沢1件、港町1件、大浦1件、河原田4件、
魚市場1件
▶6月9日 10次隊派遣(〜13日 68名 気仙沼市)
・藤沢町(現:一関市)大籠小学校にベースキャンプ設営
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷6件、河原田1件、幸町1件、唐桑町鮪立1件
写真で振り返る当時の様子⑪
5次隊からは一関市の黄金山キャンプ場をベースキャンプ地として利用させていただきました。10次隊からは藤沢町(現:一関市)の旧大籠小学校をお借りし、ベースキャンプとしました。食事は3食自炊をし、昼食はカップ麺やα化米などでした。
(写真上:大籠小学校での朝食風景 写真下:気仙沼市波路上での昼食風景)
▶6月22日 11次隊派遣(〜27日 225名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市幸町1件、松崎中瀬2件、松崎馬場1件、港町1件、内の脇2件、
岩井崎1件、唐桑町鮪立1件
▶7月8日 12次隊派遣(〜11日 171名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷7件、河原田1件、幸町1件、内の脇2件、港町1件、東みなと町1件、松崎中瀬1件、岩井崎1件
▶8月4日 13次隊派遣(〜8日 102名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷3件、南町1件、松崎中瀬1件、二ノ浜1件、岩月台ノ沢1
件、岩月千岩田1件、岩井崎1件、唐桑町港2件、釜石下1件、宿浦1件、
鮪立1件
▶8月8日 14次隊派遣(〜12日 160名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市南郷7件、南町2件、二ノ浜1件、岩月台ノ沢1件、河原田1件、松崎馬場1件、波路上1件、神山2件、唐桑町浦1件
■カキ養殖準備支援:唐桑町宿浦
■机・椅子寄贈プログラム:八瀬森の学校、気仙沼遠洋漁協
写真で振り返る当時の様子⑫
本隊の現地との往復や滞在期中の移動には大型バスを使用し、作業道具やテント、厨房器具はレンタカーのトラックで輸送していました。先発隊や現地調整班はワゴン車を使用。
夏場は氷や食材、飲料水の冷却に冷凍車も使用しました。
(写真上:銀河鉄道(株)の大型バス 写真下:先発隊と装備輸送トラック)
9月7日 15次隊派遣(〜15日 338名 気仙沼市)
・震災後半年、慰霊祭開催。気仙沼市波路上「地福寺」にて。
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市大浦3件、岩月台ノ沢1件、弁天町1件、岩井崎2件、波路上1件、本吉町町窪2件、唐桑町岩井沢1件、浦2件、荒谷前3件、釜石下3件、
港1件、鮪立1件
■仮設住宅越冬支援活動:気仙沼市本吉町小泉中学校
写真で振り返る当時の様子⑬
15次隊では、ちょうど震災から半年にあたる9月11日に慰霊祭を行いました。
発災時は、祈りの広場からは海は見えませんでした。津波が集落をすべてさらってしまいました。
(写真:気仙沼市波路上の地福寺の片山住職、禅興寺の梅澤住職による祈りの会)
写真で振り返る当時の様子⑭
夏頃には、復旧から復興に向けた動きも始まりました。漁業復旧支援活動として、カキの種付けや津波で全て流されてしまった若布の養殖用網の基礎になる石土のう(約50kg)を数千個単位で作成しました。
漁師さんから「2月になれば収穫だ。食べに来い」と言われ、学生は固い握手を交わしました。
(写真:カキ養殖準備に向けた作業)
▶10月6日 16次隊派遣(〜11日 41名 気仙沼市)
[活動概要]
■瓦礫撤去:気仙沼市波路上1件
■仮設住宅越冬支援活動:気仙沼市小泉中学校校庭
■若布養殖準備支援:気仙沼市本吉町蔵内
▶11月24日 17次隊派遣(〜28日 60名 気仙沼市)
[活動概要]
■復旧作業:気仙沼市幸町2件、弁天町1件、南町1件
■仮設住宅越冬支援活動:気仙沼市天ヶ沢地区、はなます台住宅団地、津谷小学校校庭
■復興商店街支援活動:気仙沼市南町復興商店街
▶12月21日 18次隊派遣(〜25日 72名 気仙沼市)
[活動概要]
■在宅避難車向け生活支援物資配布会運営スタッフ
写真で振り返る当時の様子⑮
避難所が閉鎖され、仮設住宅への引っ越しが落ち着いた頃、東北の冬に備えた結露や隙間からの冷気の侵入を防ぐ越冬支援活動が急務となりました。
12月には、生活支援物資配布会が在宅避難者を対象に行われました。
(写真上:越冬支援活動の様子 写真下:生活支援物資配布会)
▶3月8日 19次隊派遣(〜12日 150名 気仙沼市)
[活動概要]
■地福寺での慰霊祭 設営準備、運営補助
■全国合同慰霊祭 設営準備、運営補助
■復旧作業
写真で振り返る当時の様子⑯
震災から1年。全国合同慰霊祭の会場となった気仙沼市総合体育館(ケー・ウェーブ)での、式典準備、設営、来場者誘導などのスタッフ業務支援を行いました。
これまでの活動で出会った多くの方々も参列し、学生たちも最後に全員で献花を行わせていただきました。
波路上地区で知り合った高校生が、遺族代表あいさつを立派に勤めており、学生たちの涙を誘いました。
(写真:全国合同慰霊祭の様子)
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▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
「#Y4R」
▶一緒に東日本大震災復興支援活動を作っていく仲間を募集しています!
被災地域で行なっていた復旧支援活動は、現在は宮城県の山元町を拠点に「東日本大震災復興支援活動」として継続しています。
今後のプロジェクト実施に向け、プロジェクトに深く関わりたい学生を募っています!
もし興味がある方は、身近な先輩に話をするか、IVUSA情報センターにその旨を送っていただくか、私に直接連絡していただいても構いませんのでご相談ください!
▶会員向け災害対応力レクチャーのお知らせ
私達一人ひとりが取るべき避難行動は生活圏・居住環境によって異なります。
この災害対応力レクチャーでは、IVUSA職員の宮﨑が、実際にあなたが暮らす地域や居住環境で必要な災害への備え、被災時行動をレクチャーします!
希望する人は会員ページ内の災害対応力レクチャーエントリーページからエントリーをお願いいたします!
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事務局 三浦 慎爾
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公式SNSの担当もしています。
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