▶海溝型地震の特徴
三浦「昨日は直下型地震についてお話いただきましたけど、地震にはもう一つ、海溝型地震というのがありますよね。2011年の東日本大震災とか」
宮さん「ニュースでもよく耳にする”南海トラフ巨大地震”も海溝型地震だね」
「地震のエネルギーも大きく、被害も広範囲。なによりも津波の発生が怖い地震だよね」
三浦「津波は30cmでも危ないって聞きますけど、30cmで?って思っちゃいます。正直なところ」
宮さん「”波”と”津波”との違いだね。波は高さ30cmの三角形の水の塊。足に当たるとバシャーと弾けるよね。津波は高さ30cm、長方形の水の塊。ずっと水に押され続けるわけだから、人間どころか車だって流されちゃうよね」
三浦「そうなんですね。そりゃメートルクラスの津波なら建物もああなりますね、、」
「海沿いにいたら、高台に逃げなきゃダメですね」
宮さん「南海トラフ巨大地震の場合は、震源域によってはすぐに津波が到達する地域もあるから、自分の生活圏に津波が来るのか来ないのかは確認しておいてほしいね」
▶内陸の人が気をつけるべきことは?
三浦「津波がこない地域なら安心ですかね?」
宮さん「そうだね。ただ、揺れも長いし範囲も広いから、内陸であっても地震被害は大きくなる」
三浦「東日本大震災の時にも、東京や神奈川で建物被害で死者が出てますもんね」
宮さん「海溝型はエネルギーが強いから、遠い場所でも決して安心できないね」
▶地震の周期性
三浦「南海トラフ巨大地震もあと数十年で起こるって言われていますし。地震の周期性を考えると僕が生きているうちにほぼ確実に発生するって思うと気が重くなりますね。ただやっぱ東京に暮らしていますし、心のどこかで大丈夫なんじゃないかと思ってしまいます」
宮さん「本当にそう?東海・東南海・南海と分けられている南海トラフ全域が動いたら、東京、名古屋、大阪、福岡といった大都市が同時に被災することになる。IVUSAの会員がよく行く大阪梅田だって津波による被害想定地区になっているし」
三浦「見知った人たちがいる場所がそうなることを想像すると、恐ろしいですね」
宮さん「また、全てが同時に起こるとは限らず、一つだけ起きた場合、他の二地域でいつ地震が起こるか分からない状態になってしまう。そんな状況で被災地の復旧作業や経済活動が再開できるのか。地震による直接的な被害じゃ済まない話になるし、日本に暮らす人全員が被災当事者になることを意味するよね」
三浦「たしかに、、こればかりは他人事にできませんね」
宮さん「ただ、逆に言えばこれだけの被害が想定出来ているということは”それに対して備えることができる”ということ」
三浦「この先数十年を生きる僕たちが自分ごととして、日頃からの備えを積み重ねていくことで、少しでも被害を減らせるかもしれないですね」
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▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
「#Y4R」
▶『ゆるぼう(ゆる防災)』とは
Y4Rキャンペーンの取り組みの一つで、 「調べれば分かるけど、そこまでじゃない話」をコンセプトに、事務局の宮さんと三浦が防災・減災に関する様々なテーマについて話し合うシリーズです!
今後も「防災袋に入れておくべきものは?」「避難生活時に気をつけるべきことは?」などなどのテーマを予定しています!
▶会員向け災害対応力レクチャーのお知らせ
私達一人ひとりが取るべき避難行動は生活圏・居住環境によって異なります。
この災害対応力レクチャーでは、IVUSA職員の宮﨑が、実際にあなたが暮らす地域や居住環境で必要な災害への備え、被災時行動をレクチャーします!
希望する人は会員ページ内の災害対応力レクチャーエントリーページからエントリーをお願いいたします!
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事務局 三浦 慎爾
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