みなさんは災害救援活動に参加したことはありますか?
通常のプロジェクト以上に、災害救援活動は参加のハードルが高いと感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、1月1日に起きた令和6年能登半島地震の救援活動に参加した3人の学生にインタビューをしました。
〈1人目〉京都今出川クラブ3年 中田 遥貴
〇活動に参加しようと思ったきっかけはなんですか?
友だちが被災したと聞き、自分にできることを精一杯やりたいと思ったからです!
〇活動中に一番大切にしていたことはなんですか?
地域の方が笑顔でいられるように周りをみて、暇があれば積極的にお話を聞きにいくことを大切にしてました!
〇活動に参加してみて感じたことはありますか?
今まで災害救援活動には何回も参加したことがありましたが、今回のような被害規模のものは初めてで本当に緊張しました。
地域の方と話していく中で地元愛がすごく感じられました。だからこそ、自分たちにできることが何なのかを考えて一緒にこれからも取り組んでいきたいと感じました。
〇他の会員に向けてメッセージをお願いします!
今はまだインフラの関係や余震の影響によって大人数で活動できる状態ではありません。
しかし、いずれは大人数で活動することになると思います。その時に一緒に地域の人のために戦って欲しいなと思っています。
現地に行けない人でも、募金や準備など色々な場面で自分にできることを精一杯頑張っていきましょう!
〈2人目〉 東京白山クラブ3年 斉藤 円
〇活動に参加しようと思ったきっかけはなんですか?
東日本大震災復興支援活動に参加していたため、関係が深い活動だと思ったから。災害救援活動を経験することで東日本大震災復興支援活動もより充実した活動にできると思ったから。
〇活動中に一番大切にしていたことはなんですか?
大切にしていたことは、全力。休まないこと。
ひたすら手を動かしたり体を動かしたりする作業だったので、休憩時間になるまでは、全力でやることを心がけてた。せっかく来たからには、地域の人の力になりたくて、少しでも早く修復できるようにと思っていた。
あとは、地域の人達と話すときも全力で明るく、楽しませようと心がけていた。「地域の方が笑顔でいられるように周りをみて、暇があれば積極的にお話を聞きにいくことを大切にしてました!
〇活動に参加してみて感じたことはありますか?
私たち学生が頑張ることで、元気になってくれる人が本当にいることを実感した。IVUSAや、IVUSA以外で悩みとか迷ってることがあっても、誰かのために無我夢中に必死になれる時間。あとは、もし自分が被災した時に、落ち着いて自分に何かできることがないかなって探せると思う。
〇他の会員に向けてメッセージをお願いします!
一回勇気を出して行ってみてほしい!
きっと価値観が変わったり、世界が広がったりすると思います。自分のためじゃなくて、誰かのために頑張ってみる楽しさがあると思います。
〈3人目〉 東京世田谷クラブ4年 田端 菖子
〇活動に参加しようと思ったきっかけはなんですか?
今回の地震で被害があった地域や県に友だちがいたのと、IVUSAの活動で訪れていたこともあり、思い入れがありました。現地の人が辛い思いをしているのが解像度高くイメージができて、すぐにでも少しでも力になりたくて。
1月1日、実家のテレビでニュースを見ながら、災害救援の派遣はあるはずだから、絶対に参加しようと思いました。しかし親の説得は大変でした。一人ではないことやベテランの方々も一緒であることを伝えても、それでもダメだと言われてしまっていました。
ですが諦めきれなかったので、親と電話をして「現地の人に少しでも元気を届けたい。明日も頑張ろうと思ってもらいたい。将来災害が起きた時、受け身で待つだけでなく、主体的に動いて周りを守りたい。今回行かなかったら、絶対後悔すると思っている」と伝えました。
あまり親とこのような内容を話したことがなかったので、めちゃくちゃ緊張しました(笑) ですが、ここまで伝えた甲斐あって、親からも頑張ってこいと言ってもらえました!」
〇活動中に一番大切にしていたことはなんですか?
想像力を持って行動することを心がけていました。被災された方や、現地で出会う方がどんな経験をしたのかは分からないし想像しても足りないと思っています。
特に、支援者と被支援者という関係性には絶対にしたくないので、こんな経験をしただろうと決めてかかるのではなく、いろんな可能性を考えてありのままで現地の方と接することを大切にしていました!
〇活動に参加してみて感じたことはありますか?
ただの大学生でも、現地に行くことで喜んでくれる人がいるということを改めて実感しました。そして、まだまだ辛い思いをしている人たちがいるのがわかっているので、今後の派遣にも参加しようと思いました。
〇他の会員に向けてメッセージをお願いします!
今回の能登半島の地震は歴史的に見ても規模も被害も大きい災害で、中長期的な支援が必要だそうです。私が卒業した後も災害救援の派遣は続くと思います。
ぜひ、参加できる時に積極的に参加してみてください!自分が行っていいのか、自信ないな、と迷うかも知れませんが、大丈夫です。絶対に出来ることはあるし、現地の方々は温かく迎えてくれます。そんな彼らのために自分たちにできること、一緒にやっていきましょう!
いかがでしたでしょうか?
災害救援に参加された学生はそれぞれの想いを胸に、現地の方々に笑顔と勇気、元気を届けています。機会があればぜひ災害救援活動に行き、元気を届けましょう!!
【この記事を書いた人】
東京白山クラブ4年 平澤 柚香
私自身も静岡、秋田、茂原、いわきの災害救援活動に参加したことがあります。現場が違えばもちろんやることも様々。その分各所で貴重な経験をさせてもらえたと思います。その中で、直接地域の方とお話することもあります。
私が一番記憶に残っているのは、お宅の床や家財、壁、窓などを拭く作業をさせてもらったときです。綺麗になったのを見てお父さんは泣いて喜んでくれました。誰かのために活動できたことを実感できた瞬間でした。
活動によって簡単ではない作業や場面があるとは思いますが、まずは現地に足を運んで自分の目で見て体験してもらえたらと思います。また今回の能登半島地震のように、災害の規模によっては初めから多くの人数が行けない場合もあります。現在は募金活動も行っていますので、今はその場でできることをしていけたらと思います。
京都西院クラブ4年 二葉 楓馬
私はまだ現地での災害救援活動には行ったことがありません。今回の記事を書かせていただいて、現地に参加した人たちの活動に対する思いや被災した方々の想いをより身近に感じることができました。今回の災害救援活動はインフラや余震の影響などで大規模な活動はまだ行えていません。活動に参加したくても出来ず悶々とした日々を送っている方もいるかもしれません。
ただ、これからも活動は続いていきます。ぜひチャンスがあれば活動に参加し、被災地に元気と笑顔を届けてくれたらなと思います。私は卒業まであと少しですが、募金活動など今できることから精一杯力になりたいと考えています。
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