挑み続ける、学生代表たち

こんにちは、本部広報部です。あっという間に2023年が間もなく終わろうとしていますね。クリスマスに、年越し、お正月…師走という言葉がふさわしいこの時期に、IVUSAでも世代のバトンタッチが行われようとしています。


12月10日に学生代表選出選挙、クラブマネージャー・学生役員選出選挙が行われました。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。高みを目指して多くの学生が自分の思いを言葉にし、大勢の前で勇気をもって発表されている姿が本当に輝かしく、勇気をもらいました。

さて今月は、現学生代表の奥山泰成さん、そして次期学生代表に選出された小熊日花さんにお話を伺いました。お二人の熱い思いがより多くの人に届くことを願っています。

                                        

■31期学生代表
東京日野クラブ4年 奥山泰成さん

Q. まずは自己紹介をお願いします!

A. こんにちは!31期で学生代表務めている、東京日野クラブ4年奥山泰成です🐯

実は今、20,000字という卒業論文からやっと解放されました!笑 2週間前まで3,000字だったのにはビビりましたがなんとか終わって良かったです😭😭 皆さんは、計画的に書いて下さいね📄


Q. では質問させていただきます。奥山さんにとって今年はどんな一年でしたか??

A.端的に言うと人生で一番濃い一年になったことは間違いないですね。スローガン決定から始まって、キックオフ、山手線、新入生歓迎会、報告会、初夏トレ、災害、夏プロ(夏休みに行われる全国規模のボランティア)、役員合宿、研修、選挙って一年間を通じて大きな山場が数々あり、学校も教育実習や卒業論文、ゼミ活動など色々あったので、これといって休まる日はなかったのかもしれないですが、挑み続ける一年にできたこと、IVUSAが社会貢献する団体になるために、方針・戦略を立てて実行に移すってことを辞めなかったというのは結果云々に関わらず、良い経験になったかなって思います!



Q. 挑み続けることをやめなかったということですが、それは今年のスローガンにも大きく関わっていることですよね。

A. はい。今年は、「未来を切り拓け」という言葉をスローガンにしました。今やっていることが「未来」の自分・社会を変えることに繋がるからこそ、積極的に動いて果敢に攻めること、何かに熱中することが大切だと思います。それが熱意に代わっていつか、自分・周囲・社会を動かしていく原動力になる。これは、自分がクラブマネージャーの時からから大切にしていましたね。結局、「目先の利益」ばかりを求めてしまって動いても良いことって短期的な効果に過ぎないのかなって思うのです。


やっぱり、輝いている人、活躍している人に共通していることは、大きな壁にぶち当たっても、自分が目指す未来に向かって、真っ直ぐ突き進める力だと思ったのですよね。それがやがては人の心を掴んでいくということなのだということも分かりました。だからこそ、自分たちの「未来」を想像し、自分の手で切り拓いていくIVUSAを目指して一年間運営していきました。


そのメッセージがみんなにどれだけ伝わったか分からないですし、実感しにくい部分だと思います。だからこそ、この12月、「ふり返り」の期間に、自分が今までやってきたことがどういう未来に繋がっているのか、そして、これからどういう未来を築いていきたいか、そのために何をしていきたいかを考えてほしいです!!


今年挑戦してきた自分、出せた成果を考え、頑張った自分を認めてあげてください。31期は、皆さんの挑戦によって成り立ったことは間違いないです。本当にありがとうございました!



Q. では、来期に向けての思いをお願いします。

A. IVUSAは来期で32年目を迎えます。そんな32年目を作る皆さんに伝えたいことがあります。それは、「今、本当にIVUSAが最大限の社会貢献をできているか」「自分自身が最大限の成長を出来ているか」を考え続けて欲しいです。


12月10日に行われた選挙では、熱い演説をたくさん聞くことができ、自分も「来年も所属したいな!」って思うほどわくわくする時間でした!特に印象に残ったのは、「挑戦」というワードです。皆さんは、この「挑戦」ということに、どういう価値観があると考えますか?挑戦することってなんで大切なのでしょうか?


自分も皆さんの演説を聞きながら考えてみたのです。2,500人という圧倒的規模の団体が、本気で挑戦した先にどういう成果があるのかということを。きっと、今以上に、熱い濃い仲間の人数が増え、自分にとって大切な宝物になっていくでしょう。そして、多くの地域、社会問題にアプローチできる、無限大の風を巻き起こすことができる。そう思いました。ぜひ、皆さんが「挑戦」というワードに込める意義・成果を言語化してみてください。そして、それを具体的行動目標に落とし込んでみてください。考える時間が、熱意・情熱に変わり、自分の未来を切り拓く挑戦の原点になります。


31期できなかったことはたくさんあります。もう一年あればこうしたのにということ、悔いが残ることもありました。でもその「悔しさ」を紡いでいった先に、よりよいIVUSAの未来があると思います。

一年間と考えると僅かかもしれない。でも、その一年間の積み重ねが、10年・20年と重なった先に初めて見える大きな成果があるのかもしれない。そう信じて、一年間、仲間と共に突き進んでいってください。自分達も、残り3ヶ月ではありますが、最後まで本気で挑戦を続けていきます。


Q. 最後に、奥山さんがこれまでのIVUSA生活で一番心に残っていることを教えてください。

A. この4年間が充実しすぎて、はっきり言って一つに絞るのにすごく時間がかかりました。  

コロナ禍で始まったIVUSA。オンラインという環境に慣れない中でも先輩が優しく接してくれて、「会ったら背が大きい」とオンライン・対面のギャップ激しいランキング1位だったのは今でも思い出です笑 それからはや3年が経ったと思うと感慨深いです。


その中でも一番印象に残ったことは、2022夏の利島活性化活動でスタマネをしたことかなと思います。コロナの影響で派遣隊を除いて、対面のプロジェクトに参加することは初めてでしたが、同じクラブの先輩に誘われて、どこかで幹部をしてみたいという漠然の思いがあり挑戦を決意しました。


正直、右も左も分からないまま進んでいきましたが、とにかく思いは一つで、「今後も継続的に利島とIVUSAが関われるように、年間を通じて関わる人を育成する」ことが最大の役目だなと自分は思っていました。だからこそ、自分も一緒に利島との関わり方を考えたい、みんなの成長に繋げたいという一心で、「答えを引き出す、考えさせる」ということをモットーに設計しました。とにかく、壁にぶちあたっても答えを極力出さない、自分で考えることが重要だと思っていたので、信じ続けて挑みました。幹部始め、班長・勉強会のみんな、他のPTや一般隊員含めて全員が利島に全力で向き合う、考える隊になったのかなって思います。自分のモットーを信じて、仲間と共に突き進めたこの経験は自分にとって大きかったですね。


なんといっても、利島の事中(ボランティア当日)が1番印象的でした。利島の方の温かさ、CP(カウンターパート)さん・村長さんの人柄の良さ、CPさんは自分たちが初めてだからといって何か妥協することもなく、自分たちに意見をたくさんぶつけてくださったこと、今思えば本当に素敵な出会いでした。1日を終えるごとに利島とIVUSAの距離が縮まっているなと実感しました。隊員の熱も日に日に増していき、1日が終わってみんなが帰ってきたその充実した笑顔は今でも鮮明に覚えています。


特に印象深かったのは、一緒にやった班長・勉強会の仲間ですね。勉強会は、3人とも経験値が浅く不安が多かったところから、お互いに助け合い、Zoomも自分からたくさんして、とても仲良くなって、今でも連絡取り合うほど仲が良い最高のチームワークでした。これが、チームで作り挑むってことなのだって3人から教えてもらった気がします。一緒に出来て本当に楽しかった!そして、班長の6人は、個性豊かで、一人ひとりの良さが際立っていました。事中で衝突した班長がいたり、悩んだ班長もいたり、色々ありました。本当に、班長の6人は尊敬する部分が多くて、人との距離の詰め方、マネジメントの考え方、自分もたくさん学ばせてもらえました。


最終日利島出発の時はもう号泣でしたね。温かい利島の方との別れ、しんどいことはあったけどここまでできた達成感、あの瞬間はいつまでも忘れることができません。そして、自分も望んでいた年間チームを立てることができて、後輩を中心にたくさん立候補してくれて本当に嬉しかったです。そして、利島の活動が今年も続き、「日本一熱い活動にする、日本一の椿島を目指す」といってくれるプロマネ、幹部の後輩が現れたこと、そして想いをさらに熱く形にしてくれる仲間の存在がいたことは本当に嬉しいし、利島の子が頑張っているといつでも応援したくなります。掲示板久々に開いたら、100件以上のものがいっぱいあって、ほんと利島を年間で考える子が徐々に増えて勢いが増していることは、どの活動にも負けてないのかなって思っています。


自分は卒業しちゃいますが、利島の活動を通じて、利島をどのように活性化していくかという未来を想像して、想いを紡いでいって欲しいです。そして、皆さんもぜひ利島の活動に1度参加してみてください。きっと自分の価値観が変わるはずです。


最後に、2022夏の利島に参加してくれたみんなと、一緒に走っていただいた、佐藤ゆりあさん(東京日野クラブ30期)、鈴木和也さん(大阪茨木クラブ30期)。そして、その想いを紡いでくれた年間チーム長でありこの夏スタマネの内村佳揮(大阪茨木クラブ32期)、そしてプロマネの下田一貴(大阪茨木クラブ32期)、アドマネの吉坂亮吾(京都京田辺クラブ32期)、ロジマネの内村梨愛(砧32期)、2023夏の利島に参加してくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。そして、利島のみんなは、これからの利島・IVUSAを担ってくれる子ばかりです。


みんなが作る利島・IVUSA、わくわくしかないね。

32期は託しました!頑張って下さい。

     


                                   

■32期学生代表
東京駒沢クラブ3年 小熊日花さん

Q. まずは自己紹介をお願いします。

A. 埼玉大学教育学部乳幼児教育コース3年小熊日花です!おぐはる と覚えてください!


Q. 今の心境を教えてください。

A. 正直不安も大きいですが、いつもワクワクを大切に、32期のIVUSAを盛り上げていきたいです!


Q. 学生代表選挙に立候補するのに、決定打となったことは?

A. IVUSAの課題を見つめ直した時に、これを誰かに任せたくない。誰かじゃなく、私がやりたい。そう思い、立候補を決意しました。ほとんど、プライドです笑


Q. 今のIVUSAに感じる魅力、来期以降学生代表としての抱負は?

A. 一歩一歩、コロナ禍から立ち上がってきたIVUSA。コロナの影響で失われつつあった

学生の熱意が、取り戻されてきていると感じます。山手線一周清掃大作戦!など、新しいことも増え、ワクワクした人も多いのではないでしょうか!

来期は、そのワクワクに火をつけ、挑戦するきっかけを作っていきます!みんなが輝けるIVUSAにしていきます!☀️


Q. 小熊さんがこれまでのIVUSA生活で、最も印象に残っていることはなんですか?

A. 印象に残っている人として、一番に思いつくのは、2年生の夏、九十九里浜全域清掃大作戦にて当作長を務めていた品田隼斗さんです!

品田さんには、たくさん挑戦の機会をいただきました。失敗しても、改善点を教えてくださり、そしてずっと見守っていてくださった、今の私を作ってくれた先輩です!あの時してもらったように、私も仲間や後輩を信じて、たくさんきっかけを届けられる存在でありたいと思っています!


                                     


―編集後記―

インタビューにご協力いただいたお二方、本当にありがとうございました。こちらからは3つしか質問を投げていないのですが、時間をしっかりとかけ熟考し、言葉を紡いでくれました。そんな人間性に改めて学生代表を務める器だなぁと感服しました。


今回私なりにも「挑戦」の意味を考えました。たとえ結果がどうであれ、挑戦という行動に移せたその瞬間、人は成長するのだろうと思いました。苦しむことも、もがくことも、喜ぶことも、全て自分という人間を面白く、中身の詰まったものにする材料になることでしょう。私も奥山さんと同じく今4回生で、4月から教員として働きます。怖いことも沢山あるけど、それでも前を向いて自分の足で道を切り拓き可能性の幅をどんどん広げたいと強く思いました。


31期も残りわずか。やり残したことがないよう、しっかりと振り返り来年に備えたいですね。



この記事を書いたひと

深草クラブ4年 山田英奈

4月からの新生活に向けて、つかぬ間の余暇を満喫している昨今です。

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